ファミリーやグループで使いたい「2ルームテント」が人気の理由とは?

公開日:2022 / 08 / 15
最終更新日:2022 / 08 / 15

ひとくくりにテントといっても、ワンポールやベル型、ロッジ型、2ルームなど様々な種類があるのをご存知でしょうか?

今回は、アウトドアショップに展示されていることが多く、みなさんもきっと一度は目にしているであろう人気の2ルームテントについて紹介したいと思います。

2ルームテントとは、大きなフライシートの中にインナーテントがある、一張りでリビングと寝室を備えたテントのことです。コールマンやスノーピーク、ogawaなどの有名アウトドアブランドはもちろん、様々なメーカーから発売されています。

なぜ2ルームテントはこんなにも人気なのか?この記事では2ルームテントのメリット・デメリットを通しながら人気の秘密に迫ります。最後におすすめの2ルームテントも紹介したいと思います。

2ルームテントのメリット

2ルームテントのメリットは大きく4つ挙げられます。

タープを張らなくてもよい


はじめに説明したように、2ルームテントはリビングと寝室が一体化しているので、テントを設営してしまえばタープを張らなくてもリビングのスペースが出来上がります。わざわざタープを設営・撤収する手間がないので、小さな子どもがいるファミリーや、初心者にとても便利な作りになっています。

リビングが広い


普通のテントに比べ、2ルームテントはリビングにあたる前室部分がとても広くなっています。メリットの一つである「タープを張らなくてもよい」というのは「リビングが広い」という理由に基づくものでもあります。

プライベートな空間ができる

2ルームテントはフライシートの中にインナーシートと前室がある作りになっています。そのため、タープとテントを使用したときに比べ、リビングスペースにプライベートな空間が生まれます。

更にテントのファスナーを閉めてフルクローズしてしまえば、外からの視線が全く気にならなくなります。キャンプをしたいけれど、少し人の目が気になるという人にはおすすめのテントです。

天候が悪くても過ごしやすい


テントのファスナーを閉めると、プライベートな空間を作れるだけでなく、雨風を防ぐことができます。

また冬場には、寒さを感じにくくすることもできます。テントからタープへ移動する必要がないので、雨風や寒さを気にせずキャンプを楽しむことができます。

他にも、メッシュを下ろすと虫の侵入をブロックすることができたり、インナーテントを外せば、大きなタープとして使用できたりするというメリットもあります。

実際に筆者は、デイキャンプをするときにはインナーテントは使用せず、大きなシェルター型のテントをタープとして使用しています。とっても広々としているので、大人数のデイキャンプでも十分快適に過ごすことができておすすめです。

2ルームテントのデメリット

2ルームテントのデメリットは大きく3つ挙げられます。

重たくてかさばる


タープとテントが一体化しているため、どうしても大きくなります。また、重さもそれだけ重くなります。しかし、人手さえあれば「重たい」というデメリットはカバーできるかと思います。

また、大きくてかさばるという点も、2ルームテント1つとタープとテントの双方を積載するのと比べると、あまり変わらないのではないかと思います。

濡れた時に乾かすのが大変


2ルームテントは大きさが大きい分、濡れたときに乾かすスペースを確保するのが大変です。戸建ての家で広い庭やベランダがある場合には良いですが、筆者のようにマンション住まいだと乾かすスペースがなく、大変です。

ちなみに筆者は、後日晴れた際にテントの張れる大きな公園に行って、テントを張り直して乾かすようにしています(ペグを打っていいかは公園の指示に従うようにしましょう)。

以上のデメリットから、2ルームテントはソロキャンプ向けではなく、大人数やファミリーキャンプ向けと言われているのでしょう。

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おすすめの2ルームテント

次におすすめの2ルームテントを3つ紹介します。いずれも人気のテントなので、みなさんもキャンプ場でも見かけることが多いと思います。

エントリー2ルームエルフィールド(Snow Peak)


スノーピークの初心者向けモデル「エントリーシリーズ」の2ルームテント。

高品質・高価格のスノーピークですが、比較的手を出しやすい価格になっています。

タフスクリーン2ルームハウス(Coleman)


「キャンプといえばコールマン」というイメージを持つ人も多いのではないでしょうか?

こちらはコールマンの初心者向け2ルームテントのひとつで、モデルやカラーバリエーションがとても豊富です。

カマボコテント(DOD)


2ルームテント人気の先駆けとも言われるのがこちらのテント。4本のポールを差し込み、ペグダウンをするだけで簡単に設営ができます。

人気なのにはちゃんと理由があった!

設営の際に向かいでワンポールテントを短時間でさっと設営するキャンパーをみて羨ましくも感じるときもありますが、小さい子どものいる我が家では2ルームテントをとても重宝しています。

リビングが広く、悪天候にも強い。更に、プライベートな空間を大きく取ることができるというメリットが、デメリットよりも大きいと感じるからです。

使い勝手がとっても良い人気の2ルームテント。購入する際には是非候補に入れてみてください!

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ひなた あかり

キャンプ好きの両親のもとに生まれ、小さい頃からキャンプ・車中泊の楽しさを知る。
キャンプ歴30年・登山歴6年のアウトドア大好き一児の母。
結婚してからは夫婦でキャンプをはじめ、息子は7ヶ月でキャンプデビュー!
お洒落キャンプを目指しつつ、小さな子どもを連れて簡単に楽しめるキャンプを日々研究中。

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