【ソロキャン&キャンツーに!】リニューアルしたモンベルの「クロノスドーム 2」新旧モデルを比較レビュー

公開日:2021 / 09 / 25
最終更新日:2021 / 10 / 07

モンベルの「クロノスドーム2型」はツーリングキャンプにおすすめ

モンベル(mont-bell)の2021-22 秋冬新製品として、同社の人気のテントであるクロノスドームがモデルチェンジして新たに登場します。

モンベルといえば「Light & Fast(軽量と迅速)」と「Function is Beauty(機能美)」を製品コンセプトに掲げ、軽量ながら機能的な製品が登山などのアウトドアアクティビティ愛好家から高い支持を集めてきたアウトドアブランド。もともと1~2人用の小型モデルのテントにも定評があるモンベルですが、近年のソロキャンプ人気の高まりを受け、モンベルのテントに注目しているというソロキャンパーも多いのではないでしょうか。

クロノスドームのリニューアルモデル発売を前に、モンベルより2人用サイズの「クロノスドーム 2」の新旧モデルをレンタルし、その進化のポイントをチェックしてきました。軽量、素早い設営・撤収が可能で収納時のコンパクトさ。ソロキャンプ、バイクや自転車のツーリングキャンプにオススメのテントとして、モンベルの「新型クロノスドーム 2」をご紹介します。
※撮影で使用した新モデルの「クロノスドーム」はサンプル品のため、実際の商品と「ロゴの位置」や「ジッパーの色」などが微妙に異なります。

新型クロノスドーム、進化のポイント

モンベルのクロノスドームといえば、ポールをクロスさせることで生まれるテント内の居住空間の広さが大きな魅力です。特許取得済の4本のポールを直角に交差させるというモンベル独自の「バーティカル・クロス・システム」が、居住空間の広さに加えて、素早い設営・撤収も可能としてくれます。

テントをたてるのが初めてという人でも、設営は5分~10分ほどで完了するのではないでしょうか。全てのポールとショックコード、ソケットが一体になっているため、ポールを伸ばしていけばほぼ自動的にポールの組み立ては完了します。キャンプ場に着いたらまず、テントの設営を済ませて一服入れたいというソロキャンパーさんに特にオススメです。

ツーリングキャンパーは、旅の途中でキャンプ場に宿泊し、翌日も早い時間から出かけるという方も多いでしょう。夕方にキャンプ場にチェックインしても日が落ちて暗くなる前にあっという間に設営でき、翌朝も素早く撤収して旅を再開することができます。

あえて設営時の注意点を挙げるとすると、例えばツーリングキャンプ等で設営・撤収する際に、組み立てたポールを愛車にぶつけたりしないように距離をとること…、くらいではないでしょうか。クロノスドームは、それだけ簡単に素早く設営することができます。

設営・撤収が簡単なクロノスドームの特徴は、もちろん新モデルにも引き継がれています。加えて、新型クロノスドームには、さらに3つの進化ポイントがあります。

モデルチェンジのポイント①~ペグダウンが3カ所から1カ所に

モンベルの「クロノスドーム2型」新モデル
旧モデルではフライシートのペグダウンは3カ所必要でしたが、新型クロノスドームではたった1カ所。設営・撤収がさらに早くなっています。

1カ所をペグダウンすれば、あっという間に前室ができあがります。

前室は、ソロキャンプ用のテーブルやチェアを置ける広さがあります。できるだけ日陰に置いておきたいソフトクーラーの置き場所にも、テントの中よりも手軽に手が届くので良いですね。

天候が悪い時には、前室でバーナーを使った調理なども可能です。クロノスドームには生地に火が当たっても自己消火し、燃え広がりにくくする難燃加工が施してあります。

ツーリングキャンプの方は、キャンプ場についたらまず脱ぎ履きが楽な靴に履き替えるという方も多いですよね。バイク用のシューズ、ブーツを置いたり、ヘルメットやツーリングバッグを置くスペースが十分に確保できます。

モデルチェンジのポイント②~出入口の形状がCの字型から逆Tの字型に

モンベルの「クロノスドーム2型」新旧比較レビュー
画像左が旧モデル、右が新モデルのクロノスドームのテントです。見て分かるように出入口が「C の字型」から「逆 T 字型」に変わっています。

出入口の形状が変わったことで、全面をフルオープンすることも可能になりました。開閉も出入りも、キャンプ道具の出し入れも旧型よりも楽になっています。

ソロはキャンプ場で一人で過ごすので、少しテントを離れるという時に荷物をテント内にすぐしまえるというのもテント選びの大事なポイントですね。

モデルチェンジのポイント③~メッシュ面積が大幅に拡充

モンベルの「クロノスドーム2型」新モデル
さらに出入口のメッシュ面積も大幅に拡充。新型クロノスドームの出入口は、全面がメッシュ素材と本体生地の二重構造になっています。

例えば片側はメッシュにして反対側は二重構造を活かして目隠しに。片側はオープン、反対側はメッシュにとこれまで以上にユーザーのその時の状況に対応しやすくなっています。

ベンチレーションは天井部にあり、フライシートには2カ所に設置してあります。出入口のメッシュと合わせて風通しは抜群。モデルチェンジで換気性能も向上しています。

次のページでは、ソロキャンプやツーリングキャンプに「クロノスドーム 2」がオススメの理由をお伝えします。

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LANTERN編集部

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