“4万円”でキャンピングカーを買ってみた!24歳で手に入れた初めてのマイホーム

公開日:2021 / 04 / 03
最終更新日:2021 / 04 / 03

アメリカのキャンピングカー生活

トラキャン設備紹介

4万円の訳ありトラキャンですが、車内設備は意外なほどに整っています。
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ベッドはクイーンサイズ。

ヒーターはプロパンガスで稼働するので電力を使いません。
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コンロは3口あって、しかも立派なオーブンまで付いています。

そして冷蔵庫はキャンピングカー専用冷蔵庫で定評のあるドメティック社製造。私は許可を得て職場から電気を引いて使っていますが、電源のない場所では動力源をガスに切り替えて稼働させることができる優れもの。
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スキレットで料理を作ったり…
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友達を呼んでお酒を飲んだり……
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ときにはケーキを焼いてみたり…。トラキャンのキッチンは、普通のお家のキッチンと遜色ありません。

驚かされたガスの明かり

そして、このトラキャンの設備の中で一番驚いたものが、こちらです。
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ガスの炎で灯る明かり。その昔、まだキャンプ先での電力の確保が今より難しかった時代、電球の代わりとして使われていたそうです。

このトラキャンに一つ問題があるとしたら、それはトイレ風呂なし物件であるという点。だけど、トイレは職場のものを使って、お風呂は毎日のように通っているスポーツジムでシャワーを浴びるので、全く問題ありません。

実際に住めるようになるまで

古いトラキャンに必要不可欠なもの。それは、TLC(Tender Loving Care)。つまり、愛情のこもったメンテナンス。

今でこそ普通に暮らせているトラキャンですが、ここに至るまでには少しだけ苦労がありました。

トラキャンを購入してまず目についたのが、ベッド上の天井にある大きな黒いシミでした。長年の雨漏りの影響でカビてしまった様子。
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東京生まれ東京育ち、生粋の都会っ子の私は、日曜大工の経験なんてほとんどありません。ドキドキしながら思い切って天井板を剥がすと、中から断熱材が姿を現しました。
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チリが舞う車内で悪戦苦闘する私をみかねて、職場の人が新しい断熱材をおすそ分けしてくれました。そしてペンキはまず「下地にKILZを塗るべし」とのアドバイスをゲット。防カビ効果があるそうです。

勇み足でホームセンターへ行って、ベニヤ板を購入し、天井板をはりかえます。
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フィートとインチがいまいちよくわからず、採寸は大体で。実際に板を天井にはってみると、案の定、板と板の間に隙間が空いてしまいました。ここはパテで埋めて誤魔化すことに。
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ベッドスペースは天井が低いので、寝転がる姿勢でペンキ塗りを遂行しました。が、季節は冬。ペンキがなかなか乾かなくて、二日くらいペンキ臭いままでした。
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それでも無事、真っ白な天井にはり替えることができました。

ガス周りもTLCでメンテナンス

次に直したのが、ガス周り。トラキャン購入時に付属していたガスタンクですが、バルブをひねると、どうもガス臭い。

「石鹸水を吹き付けて、シャボン玉ができたらガス漏れ箇所だよ」

そうアドバイスを受けて試してみると、どうやらコンロとタンクを繋ぐ古いチューブのような箇所から漏れている模様。そもそもガスタンク自体が見るからに古いので、交換が必要です。
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「まずはガスタンクを取り外そう」

そう思い、レンチを持って回してみたのですが、一向に回る気配がありません。日曜大工初心者の私、知りませんでした。プロパンガスの口金が普通のネジと反対、左回しの逆ネジになっているなんて。どうりでいくら頑張っても回らないはずです。

そんなこんなで、なんとか取り外したガスタンク。アメリカでは、ガソリンスタンドに行くと、古いガスタンクを新しいタンクと交換してもらえます。だけどこの時、家の近所にある交換所のタンクは、運悪く全て空。
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しかし近場のレンタカーショップ大手の「U-HAUL」で、プロパンタンクの販売・充填を行っているという情報を入手。

気を取り直して早速向かうと、ガソリンスタンドより手頃な値段で、しかも残量メモリゲージ付きの便利なものを購入することができました。

寒さ対策を施しようやく入居

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ところで、私が住んでいるのはアメリカのコロラド州という寒さに定評のある地域です。

トラキャンのベッド周りの大きな窓と天窓は、外の光を取り入れて室内を明るくしてくれる一方、貴重な暖気が漏れる原因になっていました。

両面がアルミ箔になっているプチプチの緩衝材を、ベッド周りの窓と天窓に張り寒さ対策。ようやく入居することができました。

変わらないキャンプの大原則

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アメリカに住んでわかったことの一つに、一軒家に住む人は、年がら年中いつも家を直しているということがあります。

意外に思われるかもしれませんが、家が大きい分、いつもどこかしらメンテナスが必要になるそうです。面倒なようですが、そういう日曜大工をライフスタイルの一部として楽しんでいる人もいます。

私が買ったトラキャンも同じ。買ってみたら、工夫したい箇所が次から次へと出てきて、キリがありません。もっと可愛くキレイに、そして住みやすくしたい。

キャンピングカーという非日常のアイテムを日常に取り入れた私ですが、工夫と面倒を楽しむというキャンプの大原則は、今でも継続しています。

トラキャンで「家ごとキャンプ」へ

ところでアメリカには、国が主導する車検制度がありません。州ごとに制度が分かれていて、コロラド州などの一部の州ではエミッションテストと呼ばれる車の排気ガスの検査がありますが、車体に関しては検査されません。

ちなみに田舎では、家の大きなガレージを利用して、自分で車を直したり、少し改造して楽しむことも一般的です。だから道路に出ると、やたら車高の高い車や、古いクラシックカーも多く走っています。

トラキャンの場合はピックアップトラックに載せる荷物と同じなので、ナンバープレートもありません。日本で使用する場合も、荷台に荷物扱いになるため車検を必要としません。

車両ではないという点から、メンテナンスもかなり気軽です。ピックアップトラックに乗っている方は是非、トラキャンで「家ごとキャンプをする」。そんな感覚を味わってみては如何でしょう。

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佐藤 ジョアナ 玲子

アメリカ在住。剥製工房で働きながら山に登っています。目標は、コロラド州の4,000m峰全58座を登ること。

過去の主なアウトドア経歴:
・アメリカのど真中からメキシコ湾まで3,000kmのカヤック川下り
・南米大陸最高峰アコンカグア6,962m登頂

ツイッター:https://twitter.com/boloron_tokyo

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