コスパ最高な“100円ショップ”のキャンプギアが充実!軽量コンパクトで使い勝手OKなお宝ギアを探してみた

公開日:2023 / 06 / 27
最終更新日:2023 / 07 / 12

DAISO(ダイソー)・Seria(セリア)・キャンドゥなど、近年100円ショップから発売されるキャンプギアが話題になっています。

そして2023年も各社から多くの新製品が展開され、その充実度は高まるばかりです。

ちなみに以前100円ショップのキャンプギアの特集記事を書いた筆者。それ以来定期的に各100円ショップのキャンプギアコーナーをチェックするようになりました。

↓ 以前の記事 ↓


100円ショップのギアだけでキャンプ飯をつくってみた!驚いたのはコスパだけじゃない

特に最近は、細やかな所に手が届くような商品や、こだわりの銘品のオマージュ商品なども混ざっているので、なんだかお宝探し的な楽しみもあります。

というわけで今回は筆者が新たに導入した、ソロキャンプのウルトラライトな荷物に入れたくなる、100均キャンプギアをご紹介していきます。

アイテム紹介

キャンドゥ:ケトル&カップ&カトラリーセット

昨年からファミリーキャンプではなく、自転車や徒歩によるソロキャンプが増えた筆者。

荷物をできるだけ減らしたいので、こう言っては失礼ながら“湯沸かししかできない”ケトルは、かさ張ってしまうため、荷物としての優先順位は低めでした。

もちろんあれば便利なのは間違いないので、容量が小さくコストが抑えられるものであれば持っていきたい気持ちもありました。

そんな折、キャンドゥにて、ケトル・カップ2個・折畳みスプーン&フォークがセットになって1650円(税込)で販売されているのを見つけました!

かなりの人気商品で、品切れのお店も多いのですが、偶然にも商品棚の奥で見つけたので、さっそくGETしました。

ケトルの容量は0.95リットルと、ソロであれば十分です。

筆者が秀逸だと思ったのは、蓋の取手がステンレスでできており、一部の他社製のケトルのように樹脂ではないこと。焚き火で使用する際も安心な点です。

ステンレス製のコップとカトラリーは、正直いらないかなーと思いますが、ビギナーさんには嬉しい付属品ですよね。筆者にとってはケトルだけでも1650円は買いでした!

キャンドゥ:フォールディングコーヒードリッパー

これまで筆者が愛用していたのは、以前紹介したダイソーで販売しているステンレス製の渦巻状コーヒードリッパー。

ダイソーのコーヒードリッパー

人気アウトドアメーカーのオマージュアイテムと思わせるこちらの製品は、ステンレス材が細く、うまく立ち上がらないことがあり、お湯を入れる際に不安定なのが気になっていました。

そんな時、キャンドゥでフォールディングドリッパーを発見。440円(税込)で見つけたので購入。使ってみました。

お湯を注いだ際にしっかり安定しており、安心してドリップを楽しめました。

ダイソーの渦巻き状のドリッパーと比べると重量や収納サイズでは不利なので、他の荷物との兼ね合いで使い分けていこうと思いました。

キャンドゥ:グリルシート

これはダイソーなど他の100均ショップでも見かける耐熱樹脂製のグリルシートで、洗って何度も使えます。

大サイズで110円(税込)が嬉しいですね。

筆者はこれをスキレットに敷いて、フライパン代わりに使っています。

※耐熱温度は260℃なので、直火や熱源にシートを直接当てる使い方は絶対にしないでください。

セリア:ステンレス折畳みミニ五徳

ダイソーの三角に組み立てるスチール製のミニ五徳が、軽量かつコンパクトで、筆者の中ではレギュラー選手でした。

しかし、組み立ての面倒さだけがネックでした。

その点セリアのステンレス折り畳みミニ五徳は、ただ開くだけで使えてしまう簡単仕様。レギュラー選手交代の予感です。

ネックになるのはドリッパー同様、ステンレス製ゆえの重量ですが、ミニメスティンにも収まる収納サイズという使い勝手の前には大きな問題にならなそうです。

価格は110円(税込)です。

セリア:スタンド付き焼き網250

テーブルとしても使え、熱源の上におけば焼き網としても使える、まさに1台2役とソロキャンプ向けギアに相応しい逸品です。価格は嬉しい110円(税込)。

足の高さが120mmあり、シングルバーナーなどの熱源にも使えます。

ちょっと小物を置くテーブルにも使えますので、重宝しますね。

セリア:強力コゲ取りスクレイパー

炊事場でお湯が出るような高規格キャンプ場では、あまり気になりませんが、冷たい水しか出ないキャンプ場では、メスティン等にこびりついたコゲを落とすのは一苦労です。

筆者は割り箸を数本持っていき、割り箸を割らずに上部の平たい部分でこそぎ落としていました。

このスクレイパーは本体に収納でき、かさ張らずに持っていけるので、お勧めです。もちろん価格は110円(税込)。

こちらの「SOLOX」と表記のある商品は、ダイソーでも見かけますね。

セリア:固形燃料受け皿

110円(税込)で以前から売られているものです。

固形燃料を使用する際に使うアイテムですが、筆者は雑貨店で購入した大量のミニキャンドルを使う際の受け皿としても使用しています。

LEDランタンの無機質な灯りに飽きた時などに良いですよね。

小さく折った蚊取り線香を燃やす時にも使っています。

セリア:コンパクトスパイスボトル1口&2口タイプ

秀逸なコンパクトアイテムの多いセリアですが、このアイテムの情報を知った時には「ソロキャン理想の調味料入れが来た!」と衝撃を覚えました。

一刻も早く手に入れたいと思っていましたが、品薄なのかなかなか店頭で見かけない……。

ところが今回、たまたま見つけたので即買いしました!

筆者のお気に入りは2口タイプ。上下2分割された本体に、口の穴の形状が違うキャップがそれぞれに付けられていて、使い勝手がいいです。

これで上に塩、下にコショウ、といったように使うことができます。

ブームでラインナップが増えたアウトドア用スパイスを複数持ち込むのにもいいかもしれません。

価格はこれまた嬉しい110円(税込)。

ダイソー:メスティン1合フッ素加工

ご存知、ダイソーの1合メスティンのフッ素加工バージョン770円(税込)です。

筆者は、通常のアルミ素材のメスティンをシーズニングして使っているのですが、やはり焦げ跡が残るように…。

先日、出先の郊外のショッピングモール内のダイソーで見つけたので、購入してみました。

次回からのキャンプではこちらを持っていくので、使用感が楽しみです。

実際のULソロキャンで100均ギアは使えるのか?

結論から言うと、100均キャンプギアは使い方と収納の仕方を吟味すれば、十分に使えると思います。

例えば、ダイソーのメスティン周りのスタッキング(積み重ねる収納)能力の高い商品群は、「軽さとコンパクトさ」がテーマになるウルトラライト(UL)ソロキャンプでは、活躍してくれるに違いありません。

懸念点を挙げれば、品薄なアイテムがあったり、もう一つ購入したいなぁと思った時には既に廃盤で入手不可だったりと、流通が読めない所は残念ですが、ラインナップの移り変わりが激しい100円ショップという業態を考えると仕方がないでしょう。

100円ショップの魅力である、低価格でありながら使い勝手がいいという“コスパ”のいいアイテム”を見つけるのが、お宝探し感があって楽しいと感じました。

最後に筆者が最近気になっているキャンプギアの購入先についてご紹介します。ワークマンやニトリといった本来キャンプとは縁遠かった小売店や、元々キャンプと親和性が高かく、BBQ用品や燃料などを扱ってきたホームセンターです。これらのお店では、購入しやすい価格で本格的なキャンプギアのラインナップを充実させてきており、面白い流れが来ていると感じています。

まとめ

もちろん、キャンプは趣味の領域ですので、使うキャンプギアを価格だけで選ぶのは不粋でしょう。こだわりのメーカーや開発されたアイテムには、その商品の奥に広がる世界観や完成までのストーリーがありますので、それを知った上で所有し使うことで得られる満足感や楽しみもあると思います。気に入ったアイテムを長い間メンテナンスしながら大切に使うなんて、本当に素晴らしいですよね。

ご自身のキャンプスタイルにあったギアを選ぶことが、一番だと思います。

この記事を読んで、100円ショップのキャンプギアコーナーで“宝探し”をしてみたくなった方は、ぜひ行ってみてくださいね!

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森山 敦士

目黒区在住の1児の父。
事業経営をしつつ兼業主夫として、子育てや各種ボランティアなどにも携わる。息子が大人になる時、より良い社会にする為に、社会人の働き方や人生のマネージメント相談にのったりもしています。

小さなオープンカーに荷物を積み込んで、息子と二人でキャンプやカヤック、BMXやMTBなど、アウトドアを駆け回るアラフィフです。

Facebook:https://www.facebook.com/atsushi.moriyama.7

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