自転車&キャンプのお祭り「バイクロア」焚き火とBBQで挑んだ夜通し12時間耐久レースに密着!

公開日:2021 / 12 / 28
最終更新日:2022 / 01 / 14

12月4、5日の突き抜ける晴天の下、埼玉県の秋ヶ瀬公園にて自転車レースを中心とした参加型のレースイベント「バイクロア11」が開催され、多くのレーサーやギャラリーが集まりました。

「バイクロア」は子どもから大人までが、楽しくゆるく参加できることが魅力のイベント。関東を中心に各地で開催されています。

今回の「バイクロア11」は、昼間だけの開催ではありません。

普段は夜間の立ち入りが禁止されている秋ヶ瀬公園。しかし主催者および参加者の皆さんの地道な活動実績により、夜間の耐久レースやキャンプ泊の許可を得ることできたイベントなんです。ちなみに夜間耐久レースは3回目の開催になるそうです。

そこで「バイクロア11」で展開された夜間の耐久レースと、参加者たちによるキャンプスタイルを取材してきました。前後半に分けてレポートします!

バイクロア発祥の地「秋ヶ瀬公園」


LANTERN では、2021年3月に霞ヶ浦総合公園で行われた「土浦レイクサイドバイクロア」を取材しました。

その際、主催者であるバイクロア実行委員会の岡野俊一さんにバイクロアの発足時のことをインタビュー。その模様はこちらの記事をご覧ください。

バイクロアは、10年前にここ秋ヶ瀬公園で自転車レースを開催した事からその歴史が始まりました。今回で11回目の開催になります。

コロナ対策も徹底

イベント会場へ入場するにあたっては、以下の対策を実施していました。

  • 入場時の検温と消毒
  • 事前にオンラインでの参加申込み
  • 新型コロナ接触確認アプリ「cocoa」への登録
  • LINEによる埼玉県のコロナ対策パーソナルサポートへの登録を義務付け

イベント開催の為に徹底した対策を考え、実施していることがうかがえました。

掘り出し物にも出会える?! 様々な楽しみ方


バイクロアは、様々なスタイルのレースだけでなく、MTBアクションライドショーや、ジャンプ講習会、焼き芋ワークショップ、子ども達も遊べるボルダリングや遊具などのイベントも盛り沢山。


自転車メーカーやパーツ小物のブランド、アウトドア用品のブランドもブースを出していて、市場で欠品中の希少なテントまで放出していたりと、掘り出し物に出会えるチャンスもあるんだとか。

フードブースも充実していて、お洒落なキッチンカーやテントが会場内に点在していました。

こちらは移動カフェに改造されたフィアットの旧型ムルティプラ。車好きな方も歩いているだけでワクワクすると思います。

大好評だったバニーホップ講習会

都内唯一のMTBパーク「スマイルバイクパーク」の取材でご協力頂いた、TUBAGRA の内藤氏によるバニーホップ(自転車でのジャンプ)講習会が大盛況でした。

初心者にはハードルの高いジャンプですが、インストラクターの内藤氏にかかると、ほとんどの参加者が自転車で跳べるようになっていました。

ロードバイクやクロスバイクでもジャンプできるようになっていて、本当にびっくりです。

内藤氏のレッスンは、常時行われておりますので、興味を持たれた方は TUBAGRA までお問合せください。

夜通し行われる12時間耐久レース「ARAKAWA 12」に密着!


このイベントの目玉の一つ、夜通し行われる12時間耐久レース「ARAKAWA 12」は、チーム制で行われ1チーム7人まで登録が可能。ソロ参加もOKで、バイク以外にランでも参加できるのだとか。(バイクとランの混合チームは不可)

途中のライダー交代は自由ですが、12月の寒さと暗闇の中、夜の19時にスタートし翌朝7時にゴールするという楽しさと過酷さが共存するレースです。

今回筆者が取材させていただいたのは、東京都板橋区で「Sportsbikeshop Biking(スポーツバイクショップ バイキング)」の店長佐多健太郎さん(ダウンヒルレーサーでもあり、MTBインストラクターでもある)が、お店の常連さんたちと結成したチーム。

佐多さんは以前、ふもとっぱらのMTBコースを取材した際にも同行していただいています。


レースコースは、広大な秋ヶ瀬公園内に作られたオフロードコース。土や木の根がむき出しの、“デコボコ”コースです。

夜間立ち入り禁止の公園内は、備え付けの屋外灯などがありません。日が落ちると本当に真っ暗になる会場を、自転車のライトのみで走るのはかなりタフなレースです。

とはいえ、そこはゆるく楽しめことが魅力のバイクロア。レース中はキャンプエリアにて焚き火台やグリルでBBQを楽しみつつ、自分の番が来たらライダーを交代するなど、本当に大人の運動会のような楽しい雰囲気でした。

普段は本業、休日はUber Eats、たまに自転車レースな人々


ここで、密着した「Sportsbikeshop Biking」のチーム結成に至った話をご紹介。

副業で週末にUberEats の配達をされているKさん。ある日配達の為に環七を走っていて偶然見つけたのが、オープンして間もない「Sportsbikeshop Biking」でした。

何気なくお店に入ってみると、知っている顔の店員さんに再会! なんとKさんは、店長の佐多さんが転職前にメカニックとして勤務していた有名ロードバイクショップに足を運んでいたんだとか。

これをきっかけに、Kさんが板橋付近のUberEats 配達員の友人たちに声をかけ、佐多さんのお店に集まるようになっていったそうです。

皆さん本業は様々で年齢もばらばらですが、自転車が好きと言う共通点で繋がっているとても素敵な方々でした。

耐久レース前のカーゴレースでまさかの優勝!?


夜間の12時間耐久レースは、夜の19時にスタートするのですが、それまでも様々なクラスのレースが催されています。スタートまでの時間を持て余したチームライダーの1人、Uberで鍛えた健脚の持ち主Oさんが、カーゴバイクレースに参戦すると言い出しました。

カーゴバイクレースとは、速さ+運んだ荷物の量で勝負を競うバイクロア名物の面白レースです。

なんとOさん、「これも積めるんじゃない?」と言うUber仲間の言葉を受けて、荷物置き場に駐輪していた自転車を2台も積み込み、走り出すことに!

崩れそうになる荷物をケアしながらヒーヒー言って走る姿に、観客も大声援でした!

結果、主催者もびっくりな積載量のおかげで、ぶっちぎりの優勝をもぎ取るという快挙を達成! 夜のレースを前に大いに盛り上がりました。

MTB 初心者もレースにチャレンジ!


バイクロアは、初心者でも気軽にチャレンジできるレースがたくさんあるのが魅力です。

医療関係者のFさんは、MTBを購入して数ヶ月の初心者。もともと、ロードバイクにたまに乗る程度だったそうです。

近所に新しくオープンした「Sportsbikeshop Biking」にメンテナンスをお願いすることにしたのが、ショップの常連になるきっかけでした。

佐多さんや常連のお客さんと仲良くなっていき、「MTBも面白そうだな」と購入。佐多さんが開催するMTB練習会に3回参加し、今回の耐久レースに参戦することになったそうです。

オフロードコースでのレースは、タイヤが滑ったりデコボコで車体が跳ね上がるので、初心者にはかなりハードルが高いと思いますが、どうなるでしょう?

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森山 敦士

目黒区在住の1児の父。
事業経営をしつつ兼業主夫として、子育てや各種ボランティアなどにも携わる。息子が大人になる時、より良い社会にする為に、社会人の働き方や人生のマネージメント相談にのったりもしています。

小さなオープンカーに荷物を積み込んで、息子と二人でキャンプやカヤック、BMXやMTBなど、アウトドアを駆け回るアラフィフです。

Facebook:https://www.facebook.com/atsushi.moriyama.7

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