キャンプで北欧の自然を満喫した後はサウナでHyggeな時間を。北欧デンマークのサウナ×アウトドア事情

公開日:2022 / 03 / 05
最終更新日:2022 / 03 / 05

現在日本ではサウナブームが起きていますよね。サウナで温まった後に水風呂、さらに外気浴で得られる気持ちよさを表す「ととのう」という言葉も浸透しています。

サウナ発祥の国、北欧フィンランドでは各家庭にサウナが設置されていますが、なんと日本にあるフィンランド大使館にもサウナが備え付けられているほど文化として根付いています。そして、フィンランドにほど近い北欧の国々でもフィンランド式のサウナストーンを熱して水蒸気を出し、体感温度を上げて発汗を促す「ロウリュ式」が一般に普及しています。

ロウリュイラスト

このロウリュ式のサウナ、家庭内はもちろん北欧の国々のあちこちに備えられており、人々は思い思いにサウナでのおしゃべりや「ととのう」ことを楽しんでいます。

そんな北欧のサウナ文化は、日本の温泉文化とどこか重なるところがあります。

今回は北欧デンマークでのサウナ文化×アウトドアについて紹介します。

デンマークの公共サウナ

北欧
北欧デンマークはドイツと陸続きのユトランド半島、首都コペンハーゲンのあるシェラン島やデンマーク第3の都市があるフュン島など、443の島で構成されており、ヨーロッパの中で海岸線が長い国です。

人々は海沿いで思い思いにカフェやレストランでHyggeな時間を過ごします。そんなデンマーク人が好きな海沿いには、”Harbor bath”と呼ばれる海水浴とサウナが同時に楽しめる施設が多く整備されています。


この“Harbor bath”、場所にもよりますが、海への飛び込み台とウッドデッキで区切った海水浴スペース、そしてサウナが備えられているんです。しかもサウナには男女別のシャワー、トイレ、更衣室があり、快適にサウナを楽しむことができます。

旅行で“Harbor bath”を利用したい場合は、ツーリストインフォメーションや各自治体のWebサイトにアクセスし、営業時間を確認した後にサウナ施設に入れるコードを聞きます。費用は無料のところが多く、気軽にサウナを楽しめます。
デンマーク

公共のサウナを利用する場合、一般的には男女混浴で水着着用、さらに衛生面を考慮してお尻の下に自前のタオルを敷くことが推奨されています。男女別の更衣室やシャワー、さらに共用の休憩スペースがあるので、サウナで体を温め、水風呂ではなく海に飛び込み、外気浴をしてととのったら、ゆっくりコーヒーなどを飲んでHyggeを楽しむ人が多いです。
*Hygge:ヒュッゲ。デンマーク語で「お気に入りの場所や空間でリラックスした時間を過ごす」という意味のデンマーク語。人によって定義が曖昧。

旅行者でも気軽に使える公共サウナ

デンマークは旅行者でも気軽に使えるサウナ付きの“Harbor bath”があります。ここでは無料で使える施設を2つ紹介します

デンマーク第3の都市、Odense(オーデンセ)のHarbor bath

人魚姫やマッチ売りの少女など、世界的にも有名な童話作家アンデルセンの故郷、オーデンセ。デンマーク第3の都市であるこのオーデンセ市街の近くに“Harbor bath”があります。

オーデンセの“Harbor bath”には海水浴エリア、サウナ、更衣室&シャワー、トイレ、ロッカーが備えられています。観光客は古き良きデンマークの街並みを満喫してから、“Harbor bath”でゆっくり体を癒すことができます。

画像参照:VisitOdense

フュン島の港町、Faaborg(フォーボー)のHarbor bath

首都コペンハーゲンから電車とバスで3時間、オーデンセから1時間の場所にある港町、フォーボーは夏の休暇に多くの人が訪れます。この港町にある“Harbor bath”は海水浴エリア、サウナ、更衣室&シャワー、ロッカーが備えられています。
デンマーク
カヤックレンタル施設や離島へ向かうフェリーの発着エリアも近いので、アウトドアアクティビティを楽しんだ後にサウナを楽しめる魅力的なフォーボーの“Harbor bath”。

デンマーク人の友人も「あそこは最高よ」と絶賛していました。

(デンマークの離島については、別の記事「北欧で離島キャンプを楽しもう。デンマークの島々を巡るヒュッゲな旅」も参考にして下さい!)

“Harbor bath”はここで紹介しきれないほどたくさんあります。それ以外には、プライベートサウナをデンマークの各所で利用することができます。

場所にもよりますが、1時間300dkk(デンマーククローネ)日本円で約5,000円ほど。サウナが備えられているホテルもあるので、デンマークに旅行に行った際は、訪れた街のツーリストインフォメーションや観光Webサイトなどで、サウナ情報を探してみましょう。

ぜひ、デンマークのサウナと海、そして北欧の風で「ととのい」体験をしてみて下さいね。

アウトドア×サウナ

日本では登山やハイキング、スキー・スノーボード、キャンプの帰りに温泉で体を癒す人が多いですよね。同じように、デンマークではハイキングやサイクリング、カヌーイングなどのアウトドア帰りにサウナで疲れを癒します。

デンマークでのアウトドアを教えてくれた友人は「ハイキングやサイクリングとサウナはワンセット。体を温めて海に飛び込んで、シャワーを浴びた後に飲むビールは最高よ」と語っていました。

ゆっくり湯船に浸かることはできませんが、サウナで温まった後に冷たい水と外気浴で「ととのう」ことは、温泉とはまた違った気持ちよさがあります。

日本とデンマークではアウトドアで出来ることや見える景色が違っても、感じる楽しさは近いものがありそうです。

冬のサウナと寒中水泳

デンマークでは「ととのい」目的でサウナで体を温めた後にざぶんと海に飛び込むだけでなく、寒い冬の海でしっかり泳ぐ人が多いんです。

「毎日海で10分ほど泳いでいるの。とても気持ちいいわよ。フィンランドやロシア、ノルウェーほど寒くなくて、海も凍っていないからへっちゃらよ」と、デンマーク人の知人が話してくれた時、寒くて暗い冬の季節だったので、最初は「英語の聞き取りが間違えたのかな?」と思ってしまったことも。

なんでも、寒中水泳をすると血行促進になり健康にいいとの話。実際のところはわかりませんが、理由を聞いてなんとなく納得しつつ、結局筆者は実行できませんでした。

びっくりするデンマークの裸カルチャー

公共サウナのほかアパートに付属している共用サウナでは、男女混合にもかかわらず、全裸でサウナを楽しむ人が一定数います。気心が知れた仲のいい友人同士だと、“まったく”気にならないんだとか。

「人種も性別も、職業も収入も関係なく、フラットに会話ができる」サウナカルチャーがデンマーク流の「裸の付き合い」なんです。とはいえ、全裸で入るかどうかは人によりますが。

デンマークで知り合ったマダムは、家の庭に建てた手作りサウナで体を温め、ガウンを着て海沿いに行き、裸で軽くひと泳ぎするのが日課だそう。驚きつつも“かっこいい”と感じましたが、またもや筆者は実行する勇気が湧いてこず、実際に体験はできませんでした。

ちなみに夏のビーチでも裸で海を楽しんでいる人がいて、これはデンマーク国内で“禁止されていることではない”んです。ただし、他人が自分の裸を見て不快な気持ちになるかも知れないことは念頭に置いておく必要がありますね。

北欧ネイチャーツアー

北欧アウトドア『C. Gateway Aps』では、普通の観光では味わえない、北欧の自然とアウトドア文化を体験できる北欧ネイチャーツアーを日本人向けに提供しています。現在、夏休みにデンマークとノルウェーでハイキングやサウナを楽しめるネイチャーツアを企画中。

日本の温泉文化と似ているようでちょっと違うデンマークのサウナ文化も体験できる予定です。

海外旅行に気軽にいけないこのご時世、良ければ弊社Webサイトで「デンマークのハイキングVlog」を見て北欧アウトドア貴軍を味わってみて下さいね!

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みう

キャンプ、登山、ハイキングやスキーが趣味の元エンジニア。週末に車中泊仕様の愛車ジムニーに乗ってあちこち出かけています。

北欧の国デンマークで1年間、現地流アウトドアを現地の学校で学びながら満喫。

Instagram:@miu_jn3tbz
ブログ「デンマーク徒然日記」:https://note.com/miu945

デンマークの仲間と北欧ネイチャーツアーを日本人向けに展開中。北欧の氷河に抱かれた大自然や、そこに根付くアウトドア文化に触れる普通の観光では味わえない旅を提供します。

Nordic Outdoor C.Gateway Aps:https://c-gateway.net/home/jp/
本サイトでは、週1で北欧通信も配信中。

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