2021年話題の新機能!より快適に過ごせるようになったテントファクトリー「BWスカイオーバータープ500」を先行レビュー!

公開日:2021 / 04 / 20
最終更新日:2021 / 04 / 21

2021年、テントファクトリーの新商品として注目されている“ブルーウィンド”(BW)シリーズ。これから暑くなるシーズンに最適なUVカット機能を備えたテントとタープのシリーズです(テントは2021年6月販売開始予定)。

今回は先行投入された新作タープ「BWスカイオーバータープ500」(以降「スカイオーバータープ」)をどこよりも早くレビューします。

これまで展開してきた「スカイオーバータープT500」の後継モデルとなりますが、一見しただけでは、どこが変わったのかがわかりません。

そこで今回は、従来モデルから受け継いでいる基本性能とともに、新機能採用によってバージョンアップされたポイントを紹介していきましょう。

「スカイオーバータープ」はさまざまな使い方が可能


新機能を紹介する前に「スカイオーバータープ」がどのようなタープなのか、基本性能を紹介していきましょう。

「スカイオーバータープ」は、全長5mの大型オクタゴンタープ。八角形なので六角形のヘキサタープに比べ、安定して張ることができます。


この大きさを活かして、グループキャンプの共用リビングとして使うこともできれば、小型テントを入れ込んで前室のように使うことも可能です。

さらに八角形という形状を活かせば、シーンに応じてさまざまなアレンジを楽しむことができます。


例えば、サイド部分のセンターにあるグロメットにポールを立てれば、日差しを効果的に遮りつつ、圧迫感をなくすことができます。


またサイド部分の両コーナーにあるグロメットにポールを立てれば、より視界が広がり、開放感のあるリビングを作ることができます。


少々細かい部分ですが、サイド部分の両コーナーには、つないだガイドロープを収納できるポケットも装備しています。ポケットに収納しておけば、収納時にロープ同士が絡まることを防げるので、設営もスムーズに行えます。

新機能の採用で進化したポイントとは?

そんな機能性を備えた「スカイオーバータープ」ですが、新機能を採用することで、さらに使いやすくなっています。どのようなバージョンアップが施されているのか、細かく見ていきましょう。

UVカット加工が“ブルーウィンド”仕様のブラックコーティングに!


従来モデル同様、紫外線による生地の劣化を防ぐUVカットコーティングが施されています。しかし、このモデルからシルバーコーティングではなく、ブラックコーティングに変更となりました。

UVカット性能は従来のままですが、ブラックとなったことで遮光性が向上。また裏面が黒くなることで表面のカラーにも影響が出て、従来モデルよりも少し引き締まった印象になりました。従来モデルに比べて、若干ヘビーデューティになった印象です。

なおテントファクトリーでは2021年、このブラックコーティングを施した“ブルーウィンド”シリーズを次々と提案していくとのこと。楽しみですね。

生地にリップストップを採用


従来モデルに採用していた生地はポリエステルオックスフォードでした。しかし新モデルからポリエステルリップストップにバージョンチェンジしています。

これにより生地が薄くなったことで総重量が軽くなり、収納サイズもコンパクトに。また軽くなることでポールへの負担も軽減できるほか、撤収も楽に行えるようになりました。

しかしリップストップという生地は、高い強度が特徴。薄くなったことで強度が下がるという心配はありません。

ストラップリングを増設


ガイドロープを結びつけるためのストラップリングは、従来モデルの場合、各コーナーに1カ所あり、合計で8カ所に装備されていました。しかし新モデルには、各コーナー間の中央にも装備。合計で16カ所に装備されています。

これによりロープを張り出す箇所が増えたので、より多彩なレイアウトが楽しめるようになりました。

また「スカイオーバータープ」は大型モデルなので、風の影響を受けやすいというデメリットもありましたが、ストラップリングの増設により補強がしやすくなり、そのデメリットも解消。さらにスクエアタープのように、より多くのアレンジも可能となりました。

ちなみに今モデルから、ストラップがブラック単色からストライプになっています。見た目も少しオシャレになりましたね。

キャリーバッグが機能的に

バージョンアップされたのは、本体だけではありません。キャリーバッグも新しいデザインになりました。一般的なバッグタイプではなく、ポールを中心に巻き上げて収納するロールアップタイプです。


キャリーバッグは2室に分かれていて、大きいほうに本体、小さいほうにポールを入れます。


そして、ポール側から巻き込んでいきます。


最後まで巻き終えたら、コンプレッションベルトのバックルを留めます。


これで収納の完了です。


キャリーバッグはネームタグ付き。グループキャンプのときに、キャリーバッグが誰かの荷物に紛れてしまったときなど、名前が書いてあればすぐに持ち主がわかります。

「スカイオーバータープ」には、ポールやペグ、ハンマーは付属していません。ポールは自分のスタイルや、お気に入りのものを用意するといいでしょう。メーカーの推奨ポールは、長さ240cm、太さφ22mmの「スチールポール2Pセット」。これならキャリーバッグにもフィットします。


「スカイオーバータープ」のカラーはベージュ×ブラック(BEB)とオリーブグリーン×ブラック(OLGB)の2色展開。今回の記事のタープの色はBEBとなります。

グループキャンプはもちろん、ファミリーキャンプや日帰りBBQなど、さまざまなシーンで活躍する「スカイオーバータープ」。自分にあったアレンジを見つけて、快適なキャンプを楽しんでみましょう!

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牛島 義之

アウトドア雑誌の副編集長職を経て、フリーエディター&ライターとして独立。以降、アウトドアをはじめ、グッズ、クルマ、旅行、ペットなど、レジャー関連を中心に、さまざまなジャンルで執筆活動している。

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