コールマン2020年最新2ルームテント「4S ワイド2ルーム コクーン3」どこよりも詳しく解説!コクーン2とコクーン3の違いは?

公開日:2019 / 09 / 12
最終更新日:2020 / 03 / 25

サイドキャノピーを装備!

見た目で最もわかりやすい変化は、サイドキャノピーの装備です。

コクーン2では側面のドアは開閉だけだったが、コクーン3では、2面とも大きく開き、キャノピー(屋根)に変身します。

キャノピーを作るためのスチールポール3本も付属します。

間違いなく、シリーズ最高の開放感で、コクーン2を使い倒している私も、思わず唸らされました。

もちろん、フロント側のキャノピーもこれまで通り装備していますので、サイトの形状によって、キャノピーをフロントに作るか、サイドに作るかを選ぶこともできます。

キャノピーポールを追加購入すれば、フロント1箇所、サイド両面2箇所の、計3箇所にキャノピーを作ることも可能です。

通気性がさらに向上

コクーン2も優れた通気性を持っていましたが、コクーン3ではさらに向上しています。

まず、4隅に追加された、三角形のベンチレーション。

実は、インナーテント両サイドのベンチレーションも、長方形から、同じ三角形に変更され、位置がフライのベンチレーションとぴったり一致しています。


さらにこのベンチレーションは内側の生地を途中で固定できる仕様なので、フライとインナーのベンチレーションを写真のように開ければ通気性を確保しながらもプライベートも確保できます。

また、インナーテント上部にも、ベンチレーションが付きました。

さらにその真上、フライの同じ位置にも、ベンチレーションが追加されています。

インナーテント内から見上げると、ベンチレーション部がぴったりと一致しているのがわかります。

インナーテント大幅改良!性能向上&ビギナーでも綺麗に張れる

インナーテントは、サイドキャノピーに並んで、大幅に改良された部分です。

前記のベンチレーション以外にも、かゆいところに手が届く変更点があります。

まず、サイド部分の材質が、ポリエステルタフタから、コットンポリエステル(TC素材)に変更され、

  • 遮熱指数180%UP
  • 遮冷性能(-20℃時)最大約1.5℃暖かい
  • 通気性 約50%UP

という性能向上を果たしています。

また、コクーン2のインナーテントは、設営に慣れないと、綺麗に張るのが難しい弱点がありましたが、コクーン3では根本的に改善され、ビギナーでもスマートに張れるようになりました。

まず、インナーテント前面の吊り下げフックの数が、3つから、5つに増えました(この影響で、コクーン2のインナーテントは、コクーン3には流用できないとのことです)。

さらに、インナーテント側面にもフックが付きました。

これらにより、インナーテントが “だらん” とせず、立体形状が綺麗に保たれます。

インナーテントを2つ設営OK!

そして、「コールマンさん、グッジョブ!」と思わず手を打ってしまったのが、インナーテントを前後に2つ設営できる改良です。

前モデルのコクーン2では、これだけの巨大テントながら、4~6人しか就寝できなかったのは、確かに物足りない点でした。

人が多いときには、リビングスペースに小型テントを置いて対応していましたが、コクーン3ならば、インナーテントを追加購入(¥25,273+消費税)すれば、一気に10人前後も眠れるようになります。

様々なシチュエーションに対応できる柔軟さが、さらにまた格段に向上しました。

ポールのカラーリング変更

ポールの色が、コクーン2のシルバーから、コクーン3では、ブラウン系の落ち着いた色合いになりました。

マスターシリーズのラグジュアリーさがより感じられ、とても好印象です。

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寄金 佳一

フリーランス。

自身でもキャンプ&アウトドア事業を手がけるほか、「asobi基地・関東 アウトドア部」代表など、親子向けのアウトドア活動を様々に展開する。親子キャンプ&アウトドア引率のべ約1,000名。

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