横開きハンドルが便利!スタイリッシュな「キャプテンスタッグ アルミ角型メスティン(ブラック)」を使ってみた

公開日:2023 / 03 / 22
最終更新日:2024 / 01 / 26

「キャプテンスタッグ アルミ角型メスティン(ブラック)」の実力を試す

【炊く】まずはご飯を炊いてみた


どんなに汎用性が高くてもメスティンの基本はやはり飯盒でしょう。そこで、まずは1合のお米を炊いてみます。今回は「キャプテンスタッグ アルミ角型メスティン(ブラック)」のパッケージ(箱)の外側に書いてあるレシピどおりに炊飯してみました。

材料は米1合、水180ml、サラダ油少々。ちなみにレシピに書いているポイントは「サラダ油や米油などを数滴入れて炊くと米にツヤが出て、黄ばみが抑えられ、美味しさが長続きします」ということでした。

炊き方は、まず米をとぎ、30分から1時間浸水させます。次に米をザルに揚げて、メスティンの中に入れ、水とサラダ油を入れます。そして、弱火の17分ほど炊きます。パチパチと音がしなくなったら火からおろします。フタをしたまま布などにくるみ、ひっくり返して15分ほど蒸らしたら完成です。

メスティンを火にかけてから蒸らしまで入れて、約30分でお米が炊き上がります。芯が残ることもなく、「炊飯器で炊くよりもおいしい!」とうちの子がすごい勢いで食べていました。

メスティンなどで炊飯をするとご飯などがこびりつき、後片付けが面倒なのですが、硬度アルマイト加工のおかげか、「キャプテンスタッグ アルミ角型メスティン(ブラック)」はこびりつきが少なく、きれいに食べることができました。

また、こびりつきが少ないことで、後片付けも簡単ですぐに次の調理をすることもできますし、何より洗う手間が少ないのはありがたく感じました。

【焼く】ローストビーフを焼いてみた

筆者は普段、ローストビーフを自宅で作る際には、フライパンで焼き目を付けた後、アルミホイルで包み、余熱で保温調理をしています。フタ付きで密閉度の高い「キャプテンスタッグ アルミ角型メスティン(ブラック)」なら、焼き目を付けた後、フタをしてやれば、アルミホイルを使わなくても、同じ効果が得られるのではないかと考え、試してみました。

今回は約250gの牛肉を使用。焼き目を付けるのにかかった時間は3分程度です。この後、フタをして、焦げ付き防止のため、ひっくり返した状態でバスタオルを使ってメスティンをまるごと包み、5分ほど余熱調理しました。合計10分程度でローストビーフの完成です。

肉を焼いたり、ひっくり返してバスタオルで包んだりと、単純な調理ですが、横開き2本タイプのハンドルをしっかり握ると、きっちりと本体を固定してくれるので調理が安心して行えます。

ローストビーフ自体の出来上がりは、ちょっと火が通り過ぎた感じもしますが、いい具合に仕上がりました。

アウトドアグッズ「あるある」ではあるのですが、「キャプテンスタッグ アルミ角型メスティン(ブラック)」をオンラインショップで眺めている際に、つい同時にほしくなってしまったのが、上の写真にも写っているキャプテンスタッグの「アルミ角型クッカー用 カッティングボード 2枚組(オリーブ×ベージュ)」と「折り込みナイフ」(それぞれ実勢価格1,000円前後)です。

実は「アルミ角型クッカー用本革ケース(ブラック)」もほしくなったのですが、「キャプテンスタッグ アルミ角型メスティン(ブラック)」本体よりも高いので、今回は諦めました。

あれこれと関連グッズを集めていくのもアウトドアグッズの楽しみのひとつではないでしょうか。また、メスティンの場合、これらを収納して持ち歩けるのも便利です。同時に使用することが多いものを一緒にしておくと、あれこれ探す必要がなくなりストレスが少なくなります。

【茹でる】和風パスタを茹で上げてみた

一般的に流通しているパスタ、本来は太さなどによって名称が変わるらしいのですが、筆者などはスパゲティなどと総称している円柱状の麺タイプはだいたい長さが25cm程度だそうです。これを半分に折って調理するとメスティンにシンデレラフィットするといいます。こちらも検証してみました。

今回のレシピは野沢菜漬けとツナ缶を使って、パスタを茹でたらあえるだけの簡単パスタです。

約25cmのパスタを半分に折ると約12.5cmです。実際に我が家にあった1合メスティン本体の長さは約14cm、今回使った「キャプテンスタッグ アルミ角型メスティン(ブラック)」は約17cmなので、シンデレラフィットというよりは、かなり余裕があります。

またパスタや麺の調理は、茹でるためのお湯を沸かすのが、筆者は面倒に感じます。しかし「キャプテンスタッグ アルミ角型メスティン(ブラック)」はパスタを茹でるために500mlを超える程度の水を入れて、筆者のコンロでは弱火で加熱しても3分ほどで沸騰してくれました。とてもスピーディで快適。

パスタが茹で上がったら、お湯を切るのですが、このときに横開き2本ハンドルの便利さが発揮されます。一般的な縦開きの1本ハンドルでは、折りたたみ方向との関係で最後までお湯を捨てるのが難しいのです。しかし、横開き2本ハンドルの「キャプテンスタッグ アルミ角型メスティン(ブラック)」なら、縦開き1本ハンドルに比べて快適で安全にお湯を捨てることができます。このアドバンテージは実際に使ってみると非常に大きいのです。

湯切りしたら、あらかじめ切っておいた野沢菜漬けとツナ缶、そして塩、コショウ、醤油を少々入れて、あえれば完成。味付け調理もそのままメスティンのなかで行い、そのまま食べることもできるので、洗い物も少なくなりアウトドアでは本当に便利です。硬度アルマイト加工のおかげなのか、汚れのこびりつきも少なく感じました。

【煮る】アヒージョを煮てみた


ニンニクを加えたオリーブオイルで好みの具材を煮込んで作るアヒージョ。シンプルな料理ですが、お酒との相性もよく、ほどよい塩味が夏場の熱中症対策や二日酔い対策にもなるといわれており、アウトドアでのメニューにおすすめです。

今回はシンプルにオリーブオイル、ニンニク、砂肝だけで作りました。実際のキャンプでは、現地調達した海鮮や野菜を入れるとよりおいしく仕上がり、具材を変えることで飽きることなく楽しむことができそうです。
実際の調理は、多めのオリーブオイルで丸ごとのニンニクと大きめに切った砂肝を煮揚げていくイメージですが、弱火で10分程度で完成しました。

そのまま、コンロで保温しながら食べると、冷めることもなく、ゆっくりと楽しめるのもいいところです。また、余ったら、フタをして保管、翌日の朝ご飯に温め直して再登場させられるのも重宝します。

【揚げ】少量の油で揚げられるので普段のお弁当作りにもおすすめ

最近の値上げラッシュで食用油がとても高いですよね。そのため、筆者は毎朝のお弁当作りで揚げ物を躊躇していました。そして今回、「キャプテンスタッグ アルミ角型メスティン(ブラック)」をテストする際に、絶対に試してみたかったのが揚げ調理です。

家庭用の一般的な揚げ物用鍋よりも小さな「キャプテンスタッグ アルミ角型メスティン(ブラック)」なら「より少ない油で揚げ物ができるのでは?」と考えた訳です。そこで250mlの油で冷凍の海老カツを調理してみました。角型で長さがあるので、小さくても、エビフライやちくわの磯辺揚げなど長さのある揚げ物にも対応できるのもうれしいところです。

比較的コンパクトな「キャプテンスタッグ アルミ角型メスティン(ブラック)」を使って、油を250mlに節約できました。一度に多くを調理するのは難しいですが、冷凍の海老カツは問題なく揚がりました。お弁当など少量のおかずを作るのに適しているように思います。

また、少量ずつゆっくりと揚げることができるので、卓上で揚げながら楽しむのにも向いていると思います。ゆっくりとソロキャンで楽しむのもよさそうです。

ちなみに後片付けも料理器具が小さいので簡単。アウトドアだけでなく、毎日のお弁当作りにもおすすめできる結果でした。

さらにほしくなる「メスティン」の魔力が怖い

筆者はすでに1合メスティンを所有しているのに「キャプテンスタッグ アルミ角型メスティン(ブラック)」を追加した訳です。しかし、1合メスティンがいらなくなったりはしませんでした。

実は「キャプテンスタッグ アルミ角型メスティン(ブラック)」の中に筆者の持っている1合メスティンを収納することが可能です。そのため1合メスティンでご飯を炊きながら「キャプテンスタッグ アルミ角型メスティン(ブラック)」で豚汁を作るといった同時調理も可能になり、料理のバリエーションも広がります。

また筆者はまだ持っていないのですが「キャプテンスタッグ アルミ角型クッカー L」というアイテムもあり、これには「キャプテンスタッグ アルミ角型メスティン(ブラック)」が入れカゴ状に収納可能です。3台体制になれば、ご飯を炊いて、みそ汁を作って、炒め物といった同時調理も可能に……、なんてさまざまな妄想が広がります。

とはいえ硬化アルマイト処理された黒色の「キャプテンスタッグ アルミ角型メスティン(ブラック)」のほうが筆者にとってはかっこいいので「キャプテンスタッグ アルミ角型クッカー L」と同じサイズのブラックタイプが発売されるまで待つか?などと勝手に期待していたりもします。

どちらにしても、さらにメスティンが増えそうで、これからメスティン沼にハマるかもしれないと、恐ろしくなっているところです。

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キャプテンスタッグ アルミ角型メスティン(ブラック)製品概要

メーカー希望小売価格:4,180円(税抜)
サイズ(本体のみ):幅170mm × 奥行115mm × 高さ65mm(約)
重量:185g(約)
材質:
・本体金具/リベット アルミニウム(表面加工:アルマイト)
・取っ手 ステンレス鋼、シリコーンゴム

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AndDo(あんどぅ)

キャンプ用品はもちろん、アウトドアグッズにお酒、料理、パソコン、ゲーム、インターネットなどなど「ハシやフライパンも当然ガジェット」と信じて疑わない雑食性ライター。試したアイテムは友人、知人に話したくなるだけでなく、ネットで世界に発信したくなる性格です。100均キャンプアイテムはもちろん、本格的なアウトドアグッズまで試していきます。

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