アウトドアシューズのプロが教えるキャンプに履いていく靴選びのポイント

公開日:2022 / 12 / 15
最終更新日:2022 / 12 / 15

突然ですが皆さんは、キャンプに履いていく靴はどのように決めていますか?特に、キャンプに初めてチャレンジする人にとっては、「どんな靴を履いていけばいいんだろう?」と、頭を悩ます問題ではないでしょうか?

今回は、LANTERNと10年来の付き合いの“アウトドアシューズのプロ”デッカーズジャパンでTeva(テバ)のマーケティングを担当している阿部さんに、靴選びのポイントを色々と教えていただいのでご紹介します。

デッカーズジャパンとは?

世界で初めてストラップ付きのスポーツサンダルを開発したTeva®や、スポーツを楽しむすべての人に向けた上質なパフォーマンスフットウェアブランドのHOKA®、ハリウッドの有名人やファッションエディターに愛用されるUGG®の3ブランドを展開するフットウェアのパイオニアです。

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キャンプに履いていくオススメの靴に、トレンドは?

キーワードは、「アーバンアウトドア」

—キャンプに履いていく靴のトレンドは何?

Tevaマーケティング担当 阿部さん(以下、Tevaのあべちゃん)
以前は「質実剛健」なモノを一番とする時代でしたが、今は大きく変わってきています。現在、シューズメーカー各社が展開しているラインナップも様々ですし、最近だと異業種からの参入も増え手頃な価格で購入できるシューズも多くあり、ユーザーの楽しみ方にあわせて選べる時代です。

その中でも近年はアウトドア人気によるキャンプデビューしたてのライトユーザー層が増加しました。キャンプに行くのは年に1~2回くらいなので、ファッションとして普段使いもしたいというニーズに応える、機能とデザインが融合された「アーバンアウトドア」なフットウェアが増えています。

キャンプの要素を、日常のファッションに取り入れることが「お洒落」というスタイルですね。

—キャンプに履いていく靴は何を基準で決めれば良いの?

Tevaのあべちゃん
私の経験からお伝えすると、大きく3つのタイプにカテゴリが分かれます。

  1. ハイキングや登山などを好む【自然アクティビティ派】選ぶポイントは、未舗装の道を歩くことや天候が崩れた時でも足元をサポートしてくれる「安全性」や「機能」を重視
  2. テントやタープで過ごすことが多い【まったり派】靴を脱いだり履いたりすることが楽にできるものや、キャンプだけでなく普段でも使えるタウンユースを考え「利便性」や「デザイン性」を重視
  3. キャンプに行くのは年に1~2回くらい【アーバンアウトドア派】キャンプよりも普段使いを優先。だけどアウトドアの要素を取り入れたい「ファッション性」を重視

Tevaのラインナップよりカテゴリ別に特長を具体的にお伝えします。

【自然アクティビティ派】ハイカットで足と靴のフィット感が高い高機能搭載タイプ

Tevaのあべちゃん
自然アクティビティ派の方には、ハイキングや登山時に足首を覆い包むハイカットの方がより一体感が増すので、ハイカットをおすすめします。さらに、ソールのグリップ力、防水性、通気性からこれらのモデルをピックアップしました。

1.GRANDVIEW GTX(グランドビュー GTX) ¥25,300

Tevaで最も頑丈なハイキングシューズGRANDVIEW GTX

GRANDVIEW GTXの特徴

  • Tevaストラップを使った独自のヒールロックシステム
  • 防水・透湿性能に優れたGORE-TEX®ライニングを搭載
  • Vibram®メガグリップラバーアウトソールが、岩の多い滑りやすい路面にも対応
  • トゥ部分(つま先)の幅が広く、足先を解放し快適性を確保

Tevaのあべちゃん
GORE-TEX®ライニングやVibram®メガグリップラバーアウトソールなどの高機能に、Tevaストラップを使用した「Tevaらしさ」もデザインした1足です。

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2.RIDGEVIEW MID RP(リッジビュー ミッド RP) ¥21,780

山でもアクティブに活動したい人にぴったりの、あらゆる気候に対応

RIDGEVIEW MID RPの特徴

  • Teva Rapid防水ハイキングシューズ
  • 軽量メッシュ素材で優れた通気性
  • Vibram®メガグリップラバーアウトソールが、岩の多い滑りやすい路面にも対応
  • トゥ部分の幅が広く、足先を解放し快適性を確保

Tevaのあべちゃん
GRANDVIEW GTXとの大きな違いは、GORE-TEX®ライニングの搭載の有無。このシューズにはTeva独自の防水技術を取り入れています。

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3.GEOTRECCA RP(ジオトレッカ PR) ¥19,800

ハイキングに必要な機能を持ちながら、洗練されたデザインでタウンユースにもおすすめな1足

GEOTRECCA RPの特徴

  • 防水メンブレンを使用した防水ハイキングシューズ
  • 拡張されたヒール形状で高い推進力
  • 必要な箇所に違う素材を配置することで柔らかいアッパーと軽量化を実現
  • 水に濡れた路面でもグリップ力を発揮するスパイダーラバーアウトソール

Tevaのあべちゃん
ソールの仕様がGRANDVIEW GTX・RIDGEVIEW MID RPとは違います。側面のデザインがアクティブな雰囲気を醸す1足です。

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【まったり派】履きやすく、動きやすいオールラウンダータイプ

Tevaのあべちゃん
テントに出入りを考え、靴の脱ぎ履きをすることや標高差の少ない自然散策などのアクティビティにも対応する汎用性からピックアップしました。

1.RIDGEVIEW RP(リッジビュー RP)¥20,680

汎用性の高いローカットハイキングシューズ

RIDGEVIEW RPの特徴

  • Teva Rapid防水ハイキングシューズ
  • 軽量メッシュ素材で優れた通気性
  • Vibram®メガグリップラバーアウトソールが、岩の多い滑りやすい路面にも対応
  • トゥ部分の幅が広く、足先を解放し快適性を確保

Tevaのあべちゃん
RIDGEVIEW MID RPとの違いはハイカットかローカットかどうか。ローカット仕様のため、靴の脱ぎ履きが楽になるのことと普段使いでもコーディネートがしやすいと評判です。

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2.REEMBER 2(リエンバー 2) ¥9,900

かかとを踏んで2WAYで履ける、Tevaのポピュラーなスリッポンシューズ

REEMBER 2の特徴

  • かかとを踏んでも履ける2WAYスリッポン
  • サステナブルな素材
  • 小さくまとめて荷物にならず、持ち運び、旅行にも便利
  • クッション性の高い快適なインソール

Tevaのあべちゃん
Teva独自の新機能「MAX-COMF」テクノロジーを採用したインソールがポイント。クッション性の高い形状記憶フォームなので足のカタチによりフィットしていきます。

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【アーバンアウトドア派】履きやすさとデザイン性の高いアウトドアシューズ

Tevaのあべちゃん
スリッポン仕様で靴の脱ぎ履きが良く、ファッション要素を存分に取り込んだタウンユース寄りのアウトドアシューズをピックアップしました。

1.REEMBER PLUSHED(リエンバー プラッシュド) ¥15,400

ふかふかフェイクムートンと上質なスエードのスリッポン

REEMBER PLUSHEDの特徴

  • テンセル100%のふかふかフェイクムートン
  • かかとを踏んでも履ける2WAYスリッポン
  • 上質なスエードアッパー
  • サステイナブルな素材

Tevaのあべちゃん
REEMBER 2と比べ使用する素材が違います。しなやかなレザーアッパーで高級感のある見た目と手触りが特長的です。

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2.REEMBER VISTAVERSE(リエンバー ヴィスタバース) ¥14,080

タウンユースにぴったりなスリッポンスニーカー

REEMBER VISTAVERSEの特徴

  • 伸縮性のある履き口で着脱が簡単
  • 非吸湿性リップストップアッパー
  • 衝撃を緩和するEVAミッドソール
  • Aegis® 抗菌加工で足の臭いを緩和

Tevaのあべちゃん
REEMBERシリーズとは違ったスリッポンシューズ。TevaRAPID 撥水コーティングを採用し、ミッドソールはクッション性が高く疲れにくいのが特長です。

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おすすめはスリッポン+インソール技術+価格が魅力的なREEMBER 2

—REEMBER 2の履き心地が一番良かった

Tevaのあべちゃん
ありがとうございます。現在のTevaが展開しているアウトドアシューズの中で、独自の新機能「MAX-COMF」テクノロジーを搭載している唯一のシューズです。

(写真右)Teva独自の新機能「MAX-COMF」テクノロジーを採用したインソールで履き心地もUP

どんな技術なのかをお伝えすると、履いている人の足にあわせ、インソールが成長(馴染む)していくアウトドアシューズ。

こだわったのは、インソールの素材で、クッション性の高い形状記憶フォームを使用しており、履いている人のオンリーワンのアウトドアシューズへと可変していきます。

—REEMBER シリーズは踵を踏んで使用することもできるので、テントの出入りを考えても楽で良いですね

写真右:REEMBER 2、写真左:REEMBER PLUSHED

Tevaのあべちゃん
そうですね。「アーバンアウトドア」のポイントをおさえ、日常使いでも便利です。ただ1点気を付けて頂きたいポイントがあります。

それは難燃素材ではないことです。キャンプで焚き火を楽しむ時に火の粉などが靴に飛び散ると穴が開く場合があるので、ご注意ください。

インタビューの時に、Tevaのあべちゃんが履いていたのはREEMBER PLUSHED

楽しみ方で靴を選べる時代。普段使いも出来る「アーバンアウトドア」な一足が役に立つ

Tevaのあべちゃんより、最近のトレンドや靴選びのポイントを教えてもらいました。

筆者がインタービューで感じたTevaのアウトドアシューズを一覧でまとめてみると、下画像のような感じです。

アクティビティ重視の方は、機能面を押さえる必要があります。ただ、初めてキャンプに行く!などまだまだハマるか分からない方には、価格も重要なポイントです。

そんな方には、キャンプの時にしか履かない一足を準備するよりもトレンドの「アーバンアウトドア」をファッションに組み込んでみるのはいかがでしょう?

Teva(テバ)

・公式サイト:https://jp.teva.com/
・ストア検索:https://jp.teva.com/brandify-store-locator.html

▽お問い合わせ
デッカーズジャパン合同会社
・電話番号: 0120-710-844
・取り扱いブランド:Teva®、HOKA®、UGG®

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LANTERN(ランタン) - 中道 麦

株式会社パシュート代表取締役兼LANTERN(ランタン)初代編集長。三人の子供の父。
キャンプ好きが高じてキャンプ情報メディア - LANTERN(ランタン)をつくる。
現在3つのキャンプ場を運営中。






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