<キャンプのプロ監修>川遊び完全マニュアル。遊び方から服装・持ち物、おすすめキャンプ場まで

2016 / 07 / 29
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夏キャンプならではの「川遊び」を、いかに楽しく、安全にエンジョイするか。湘南自然学校・校長の斎藤泰幸さんに、詳しく話を聞きました。

川遊びに適した靴、服装は?

キャンプ場での川遊びは、フットワークがポイント。身支度からしっかり準備したいものです。

靴は履きなれた運動靴で。ウォーターシューズが用意できればベター

川底には、石や岩がゴロゴロしています。裸足で歩くのは危険です。ビーチサンダルは脱げやすいので、思い切り遊ぶには不向き。履きなれていて、濡れてもOKの運動靴なら、危険も脱げる心配もなく遊べるでしょう。
もちろん、ウォーターシューズ/アクアシューズや脱げにくいスポーツサンダルを用意できれば、なおよいです。

服装は乾きやすい半袖短パンを推奨

湘南自然学校の川遊びでは、膝くらいまでしかつからない水深の浅い川を使います。水着を用意しなくても、半袖短パンでOK。寒さが心配なら、動きやすい長袖でも構いません。
ただし、服の素材は速乾性の高いものがベター。キャンプ場内の川で遊ぶなら、上がってそのまま陸で活動したり、バーベキューをしたりと、フットワークよく遊べます。
アウトドア用品メーカーが、速乾性の高いウェアをたくさん用意しています。しかし、アウトドア向けのウェアは少々値が張ることがあります。ファストファッションのお店でも、乾きのよいTシャツや短パンが、リーズナブルな価格で販売されています。着心地は快適ですし、値段を見て選んでもよいでしょう。

斎藤さんおすすめの川遊びは? 道具、持ち物リスト

湘南自然学校で実践されている川遊びノウハウを公開!

ゴーグル

r16summer_6-09川の中には、水草や虫、魚など、たくさんの生き物が棲んでいます。私たちが、毎年キャンプに出掛ける川では、イワナやアユがびゅんびゅん泳いでいるのを見られます。シュノーケリングでなくても、スイミング用のゴーグルで顔をつければ、十分に観察できます。
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ライフジャケット

r16summer_6-02深みにはまっても、ライフジャケットさえ着けていれば沈むことはありません。特に滝に入ったり、遠出して沢を歩くときなどは必須です。
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竹の水鉄砲

r16summer_6-10子どもとの水遊びで、意外に盛り上がるのが水鉄砲。ただ、プラスチックでできた拳銃型の水鉄砲を川で使うと、砂利が入って詰まってしまうことがあります。押し出して水を放出する、昔ながらの竹鉄砲がおすすめです。
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ボディボード※浮輪はNG

r16summer_6-07湘南自然学校の川遊びでは、必ず持っていくアイテムです。水深が浅くても、流れに乗って楽しめます。浮輪は簡単に流れて行ってしまうので、川遊びではおすすめしていません。
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虫取り網・プラスチックの飼育ケース

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rDSC05255昔ほどではありませんが、子どもはやっぱり虫、生き物が大好き。小川で水生昆虫や小魚を捕まえるのも、エキサイティングな川遊びプランです。
網はふつうの虫取り網より、できれば川虫用を用意したほうが使いやすいでしょう。捕まえた生き物は、透明のケースに入れて観察し、リリースします。
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虫対策グッズ&救急セット

最後に、遊びの内容に関係なく、用意しておきたい持ち物を。
ひとつめは虫対策グッズ。水のまわりには、蚊やブヨ、蜂などの虫がたくさん。特に、流れが弱く水がたまっているような場所には、蚊が大量に発生することもあり、虫よけは必須です。
ガスで拡散するタイプの虫よけスプレーは、子どもが必要以上に噴射して、すぐになくなってしまう可能性があります。ローション、ミストなど手に付けて延ばすタイプの虫よけスプレーがおすすめです。刺された跡をケアする薬や、蜂など毒虫に刺されたとき、応急処置的に毒を吸い出せるポイズンリムーバーも持ち歩いておきましょう。
ふたつめは、救急セット。ちょっとしたキズの応急処置ができるカットバンや消毒液は用意しておきましょう。rDSC09673
上の写真は、湘南自然学校の携帯用救急セットです。ウエストポーチに入れて、ハイキングなどにも携帯します。

事故を未然に防ぐ川遊び4つの注意ポイント

自然はときに恐ろしい姿に変わります。特に山の渓流は、あっという間に変化するのです。

1.必ず大人の目が届く範囲で

当然ですが、子どもたちだけで遊ばせないようにしてください。大人が一緒に遊んで、何かあればすぐ助けに入れるところで。

2.水遊びスポットは浅く流れの緩いポイントで

r16summer_1-06キャンプ場の中など、人がたくさん遊んでいる川で、水深が子どもの膝くらいまでのところが安心です。遊んでいるうちに、水深の深いところや、流れの早いところに行ってしまわないよう注意を。

3.飛び込みや冒険をするならよく知っている川で

r16summer_5-02湘南自然学校でも、川で飛び込みや沢登りを楽しむことがあります。しかし、それは川底の地形まで熟知しているからで、そうでなければお預かりした子どもたちを連れてはいけません。よく知らない川で遊びを広げたいなら、キャンプ場の管理者などから確かな情報収集を。

4.水の変化に敏感に

遊んでいる場所は穏やかなようでも、上流で天候が悪化している場合があります。鉄砲水など、川の流れが変わるのはあっという間です。水量が増えたと思ったら、すぐに川遊びを中止してください。水が濁ってくるのも、上流で変化が起こったサインです。

斎藤さんおすすめ! 関東の川遊びキャンプ場(バーベキュー場併設)

東京近郊の方は必見。アクセス至便で、子連れで遊びやすい川があるキャンプ場を、こっそり教えてもらいました。

東部森林公園ほうれん坊の森キャンプ場

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r16summer_5-02ブナやミズナラに囲まれた自然豊かなキャンプ場。敷地内に多摩川源流のひとつ「小菅川」が流れています。キャンプ場内は水深が浅く流れも緩やかで、水遊びにはぴったり。釣りができるポイントもあります。
近くの飛び込みスポットで度胸試しをしたり、ライフジャケットを着て天然のウォータースライダーで遊ぶなど、子どもたちは大興奮。近くの滝まで、沢登りに出掛けて、滝つぼに入って遊ぶことも。
屋根付きの炊事場にバーベキュー場、水洗トイレなど、施設が整っており快適です。

URL:http://www.horenbo.com/
電話:0428-87-0435
住所:山梨県北都留郡小菅村2402-2

中津川キャンプ場

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敷地内に茶褐色の天然温泉「中津川温泉」が湧いており、大浴場・露天風呂を備えます。荒川の源流である「中津川」の最上流にあり、こちらも浅い川で水遊びができます。緩やかな川でも、ボディボードで流れに乗ればなかなかのスリル。人工の滝もあり、手軽に川遊びを思いっきり楽しめます。
屋根付きのバーベキュー施設を完備。近隣には「中津川渓流釣り場」もあり、放流された魚を釣ったり、川魚のつかみ取り体験ができます。
住所:埼玉県秩父市中津川243

おまけ:夏本番! 川遊びアクティビティ

最後に、夏だからこそ満喫できる川遊びアクティビティを、ランタン編集部からご紹介。キャンプの行き帰りにチャレンジするのも一興です。

シャワークライミング(沢登り)、キャニオニング

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渓谷の沢を自分の足で切り開く大冒険! 専門のガイドなしでは入れない急流を登ったり、滝つぼへ飛び込んだりと、アグレッシブな内容のツアーが少なくありません。半日から1日、がっつり渓谷のアウトドアを楽しむアクティビティです。ライフジャケットやウェットスーツ、ヘルメットなど必要な装備は貸してくれます。トレーニングや特別な道具は必要なく、すぐにチャレンジできます。

ラフティング

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「山のアクティビティの王様」といっても過言ではないでしょう。「ラフト」(直訳すれば「いかだ」)と呼ばれるゴムボートに乗り込んで、激流を下るアクティビティです。関東なら水上(群馬県)や秩父(埼玉県)など、渓流が有名な地域には、たいていラフティングのツアー会社が営業しています。こちらも特にトレーニングや装備は必要なく、ファミリーでも気軽にスリルを味わうことができます。

SUP

sup002※写真は海のSUPです。詳しくはサーフィンとカヌーが融合?夏キャンプの新感覚ウォーターアクティビティ『SUP(サップ)』を楽しもう

2015年にブレイクした新スポーツSUP。「スタンド・アップ・パドル」の略で、サーフィンのようなボードに立ち、パドルを漕いで、滑るように水面を進みます。マリンスポーツとして知られていますが、川で楽しむ「リバーSUP」も人気上昇中!?

湘南自然学校 校長 斎藤 泰幸

キャンプ歴38年以上。日本キャンプ協会キャンプディレクター1級保持。
学生の時にはキャンプカウンセラーをしていたという斎藤さん。当時珍しかった「自然学校」に入社し、旅行会社、スポーツクラブを経て、2000年「湘南自然学校」を設立。現在では多くの子どもたちに自然を通じて「生きる力」を伝えている。趣味は海系が得意でスノーケリングやサーフィン。
湘南自然学校URL:http://www.shonan-ns.com/

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