キャンプ場での盗難に注意!愛用ギアを盗まれる前に対策すべき5つのこと

公開日:2022 / 03 / 26
最終更新日:2022 / 07 / 01

ここ数年のキャンプブームに伴い、キャンプ場での盗難が増えてきました。実際に全国各地のキャンプ場で盗難報告が出ており、もはや他人事ではなくなっています。

そこで今回は大切なキャンプギアを守るために、筆者が実践しているキャンプ場での盗難対策を5つご紹介します。

少し意識するだけでも盗難確率をぐんと下げられる対策ばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。

キャンプギアを守るための5つの盗難対策


キャンプギアを守るための5つの盗難対策は、以下になります。

1.テントや車にしまうクセをつける


1つめは、「キャンプギアをテントや車にしまうクセをつける」です。

トイレや炊事場に行くときに、大切なキャンプギアをしまってからテントを離れていますか?

キャンプギアは1万円を超える商品も多く、中古品でもメルカリなどのフリマアプリで高額で取引されています。

例えば、大人気のヘリノックスのチェアシリーズ。その性能の高さから、中古品でも1万円を超える値段で取引されています。

キャンプ場では、よくヘリノックスのチェアーを置いたまま、トイレに向かうキャンパーを目撃しますが、盗難を狙っている人からすれば、1万円が落ちているのと同様です。

必ず一定時間離れるときは、テントや車にしまいましょう。

ヘリノックスのチェアに限らず、盗難にあいやすいコンパクトなキャンプギアは多数存在します。昼の明るいうちに目星をつけられることもあるので、昼夜関係なく、人目のつきにくい場所に置いておくようにしましょう。

2.場所に応じたサイト選びをする


2つめは、「場所に応じたサイト選びをする」です。

筆者は1〜2人でキャンプをすることが多いので、必ず、見晴らしの良い場所を確保するようにしています。

例えば、キャンプでは静かな場所でのんびりしたくなりますが、防犯面を考えて、トイレや炊事場から、目視できる範囲にテントを張るようにしています。盗難を考える人も、持ち主の動向を探っているはずです。テントから離れる距離が短く、そして目視できる場所にしか持ち主が移動しないのであれば、盗難しづらくなるでしょう。

ファミリーキャンプの場合は、子どもを連れて近くで遊ぶこともあると思うので、遊べそうな場所の近くでテントを張るのがおすすめです。

3.近くのキャンパーに挨拶をしておく


3つめは、「近くのキャンパーに挨拶をしておく」です。

これは、挨拶した人にキャンプの人数を間接的に伝える効果があります。ただ、キャンプでは話しかけられたくない人も多いので、会釈をしておくだけでも効果的だと言えるでしょう。

例えば、ソロキャンプで来ていた場合、会釈をしておくことで、近くのキャンパーさんに「あ、お隣さんは1人で来ているんだな」と認知してもらえます。お互いに認知することで、隣に見知らぬ人が訪ねていた場合に、スマホでこっそり録画しておくなどの対策を打つことができます。

あくまで対策であり、他人に任せた方法にはなりますが、マナーという意味でも、盗難リスクを減らす意味でも、筆者は挨拶を欠かさないようにしています。

4.人のいる雰囲気を作る


4つめは、「人のいる雰囲気を作る」です。

キャンプ場での盗難被害は、人目の付きにくい夜に報告されることが多いです。そのため、トイレに行くときや寝るときにキャンプギアをテントの中に閉まっておけば、多くの盗難被害は防げるでしょう。

ただ、怖い事例もありました。筆者の知り合いはテントの中にしまっていたにも関わらず、「Solo Stove(ソロストーブ)」を盗まれてしまったようです。待ち望んで手に入れたキャンプギアだったのか、本当に悲しそうにしていたので、筆者も胸が痛くなりました。

テントにしまっている場合も、5つめに紹介する防犯グッズを使うと安心なのですが、筆者は万が一のことも考え、夜間はテント内にランタンを点灯させて、起きている雰囲気を作るようにしています。

防犯用のランタンには、「キャリー・ザ・サン(CARRY THE SUN) ソーラーランタン」という商品を使用しています。ソーラー充電式の商品で使いやすく、単体では光があまり強くないため、常灯させておくにはピッタリの商品です。

テントの前室に靴を置いているキャンパーさんもよく見るため、「ランタン+靴」で人のいる雰囲気を作っておくと、盗難対策に繋がっていくでしょう。

5.防犯グッズを使用する


5つめは、「防犯グッズを使用する」です。

南京錠や防犯ブザーなどで対策する方法で、防犯性はかなり高いと言えます。

筆者は、2000円代で購入した指紋認証の南京錠を使用しています。

以前、南京錠は鍵の持ち歩きの面倒さや、紛失を懸念して持っていなかったのですが、指紋認証の南京錠を見つけたことでこれらの懸念が払拭されました。温泉に入るときなど、長時間テントを離れる際に使用するのですが、南京錠があることで安心してテントを離れることができます。

2000〜3000円の投資で、大切なキャンプギアを守れるのであれば安いのではないでしょうか。

ここまで、5つの盗難対策についてご紹介しました。次は、防犯性の高いキャンプ場を選択する重要性について説明します。

防犯性の高いキャンプ場を選択する


盗難を防ぐためには、「防犯性の高いキャンプ場を選択する」ことも大事になってきます。

今は無料キャンプ場も整備されてきているので、皆さんも1度は利用したことがあるかもしれません。確かに、無料キャンプ場は費用面を考えるとお得なのですが……

・管理人が不在な場所が多い
・誰でも出入り自由(盗む目的の人が入ってきやすい)

上記の理由から、防犯面は優れているとは言えません。根本から盗難リスクを下げるのであれば、

・管理人さんが常駐している
・利用者しか入場できないキャンプ場

上記の条件が揃っているキャンプ場を選ぶのがおすすめです。

無料キャンプ場は安く済むかもしれませんが、1万円を超えるキャンプギアを盗難されては元も子もありません。

特に少人数でのキャンプ、もしくは女性だけで行くキャンプの場合は、防犯面が考慮されたキャンプ場を選ぶことを筆者はおすすめします。

キャンプに対応した保険を活用する


ここまでに盗難対策を紹介してきましたが、あくまで「対策」なので、100%盗まれないという保証はありません。

盗難対策だけでは心配な方は、キャンプに対応した保険を活用しましょう。

楽天やLINE、大手アウトドアメーカーのモンベルなどで申し込みができる保険があります。もし盗難にあった場合は、1日数十円〜数百円の掛け金で5〜10万円の保険金が支払われます。キャンプでケガをした場合も入院費用が支払われるため、キャンプによく行く方は加入しておくと安心な保険と言えるでしょう。

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盗難対策を万全にして、キャンプを楽しもう!


今回は、キャンプの盗難対策についてご紹介しました。

基本的にキャンパーは常識のある人が多いですが、残念ながら盗難を考えてしまう人がいるのも事実。もし盗難にあうことがあれば、楽しいキャンプが全て台無しになってしまいます。

出来る限りの盗難対策をして、キャンプを楽しめるようにしましょう!

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中野佑一

自然の中でのんびりするのが大好きなアウトドアライター。都内在住。
趣味はキャンプ・旅行・料理・読書。夢は自分の山を購入し、自分だけのキャンプ場を作ること。
自由な生活が好きで現在はブロガー×ライターとして活動中。

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