ソロキャンプブームが白熱している昨今。多くのメディアでソロキャンプがテーマとなって取り上げられていることもあり、「私もチャレンジしてみたい」と考えている方も多くいるかもしれません。
ただ、これからキャンプを始めようと考えている方は、「キャンプって何をしたらいいの?」「実際にソロキャンプで何をやっているの?」という疑問を抱いているのではないでしょうか。
今回は、実際に女子1人でキャンプを行っている筆者が、女子ソロキャンプデビューを考えている方でもキャンプを楽しむための「ソロキャンでやりたい10のこと」をご紹介します。
キャンプにハマる女子が増加中!
近年、男性だけでなくキャンプにハマる女性が増加しています。
自然の中で過ごしながら、日常生活のストレスやモヤモヤを解消できるのがキャンプの醍醐味。そして、友人や家族とではなく、あえて1人でキャンプをして、誰の目も気にせずにキャンプ場で過ごす時間を楽しむ女子キャンパーが増えているんです。
人付き合いや仕事のことは一旦忘れて、開放的になる時間は誰にでも必要ですよね。その選択肢の一つとしてキャンプを選び、キャンプにハマる女子が増えているのです。
女子がソロキャンでやりたい10のこと
「1人でキャンプなんて、何をしたらいいの?」と思っている女性は、少なくないと思います。しかし、ソロでも楽しめることはたくさんあるんです。
ソロキャン大好きな筆者が、これからという初心者のキャンパーに「知ってほしい」「やってほしい」、ソロキャンプでの10の過ごし方をご紹介します。
その①:かわいいギアでサイトを飾る
女子キャンプと言えば、「サイトの飾り付け」が定番です。おしゃれなランタンをスタンドから吊るしたり、ポップなガーランドを飾るだけでも一気に華やかなキャンプになります。
筆者の場合はキャンプサイト周りで拾った木の実やまつぼっくり、小枝などを使って即席で飾りを作ることもあります。アウトドアでも、インテリア感覚で空間を演出するのが女子キャンプの楽しい過ごし方の一つです。
その②:焚き火で、できたて料理をほおばる
せっかくキャンプをするなら、焚き火も忘れてはいけません。
焚き火は、暖をとる、火に癒されるだけでなく、お肉を焼いたりスイーツを作ったりと、食事でも必須の存在です。焚き火で作った料理は、外で食べる魅力もあわさって、自宅のコンロで作る料理とは一味違った美味しさなんです。
お肉はジューシーに仕上がりますし、焼きマシュマロのようなスイーツは焼いてすぐに口へ運ぶことができるのです。女子キャンプでは、ぜひ焚き火ならではの美味しい料理を堪能してくださいね。
その③:街中では見えない「星空」を眺める
初めてキャンプに行った際、筆者が一番感動したのは「星空」でした。
街灯も民家もビルもない森の中のキャンプ場では、夜空の美しさが想像以上です。街中で見上げても今までは見えなかった細かな星も、キャンプ場ではくっきりと輝いて見えます。
特に秋や冬など、湿気の少ない時期は星空が一層輝いて見えるので、綺麗な星空を見たいときには寒い時期のキャンプがおすすめです。
その④:家でできることをあえてキャンプで楽しむ
ソロキャンプでは、家でできる読書や編み物、日記などをあえてテント内やサイトで楽しむのがおすすめです。普段は自宅の中でやっていることも、場所をキャンプ場に移すだけで、いつもより捗ったり新鮮な気持ちで楽しめたりします。
ちなみに、筆者は、ソロキャンプには本と手帳を持って行っています。夜の静かな時間に、虫の声を聞きながら読書をしたり、手帳に目標や自分の気持ちを書き込んだりして、のんびりと過ごすことが多いです。
その⑤:ソロキャンプの様子をSNSで発信
SNSユーザーであれば、ソロキャンプの様子を発信するのがおすすめです。
「テント周りを飾り付けました!」「今日のキャンプ飯はこんな感じです」と、写真付きで投稿すれば、自分の記録・思い出として残せるだけではなく、フォロワーとのコミュニケーションのきっかけにもなるでしょう。
ただし、キャンプ場によっては電波が入りにくいところもあるので、事前にインターネット環境などを確認しておくと安心です。
その⑥:テントの中でおこもり
せっかくのキャンプではありますが、「あえてテントの中にこもる」のもソロキャンプではおすすめです。
自然豊かな屋外にいるにも関わらず、おこもりというのはちょっぴり不思議な感覚。でも自然の音を耳にしながらゴロゴロしたり、ゲームをしたりする時間は、自宅では味わえない究極の贅沢なのではないでしょうか。
「自宅ではあまりじっとしていられない」という方も、ぜひキャンプ場でのおこもりを楽しんでみてください。
その⑦:たまたま居合わせたソロキャンパーとおしゃべり
ソロキャンプの醍醐味とも言えるのが、他のソロキャンパーとのコミュニケーションです。お互いに1人となると、ちょっぴり親近感を抱くもの。「1人ですか? 私もですー」という一言からおしゃべりが始まることも少なくありません。
実際、筆者もこれまでに何度もソロキャンプしましたが、同じく1人で来ている女子キャンパーと出会うことが多かったです。こうした一期一会も、ソロキャンプならではでしょう。
その⑧:「朝」「昼」「夜」の景色の違いを楽しむ
ソロキャンプでは、ぜひ「時間帯で異なる景色」に目を向けてみてください。
実は、同じ場所で過ごしていても、時間帯が異なると雰囲気もガラリと変わります。昼は緑豊かで爽やかな場所に見えても、夜になるとちょっと怖い雰囲気に見えることがあるでしょう。翌朝は、朝焼けに照らされてロマンチックに見えることもあります。
景色の違いを楽しめるのは、自然の中で過ごすキャンプだからこそ。ソロキャンプでは、神経を研ぎ澄まして、いろいろな景色を楽しんでください。時間帯で変わる様々な景色に心を動かされると思います。
その⑨:ブッシュクラフトに挑戦
たった1人のキャンプをするなら、ぜひブッシュクラフトに挑戦してみてはいかがでしょうか。
ブッシュクラフトとは、ブッシュ(茂み)とクラフト(工作)を掛け合わせた言葉で、自然の中にあるものを活用してアウトドアを過ごすこと、キャンプ場周辺で採れたものを活用して過ごすことです。たとえば、拾った小枝をナイフで削ってお箸として使ったり、焚き火に使う木材をキャンプ場の倒木で調達し活用したり。
必要最低限の荷物だけを持っていき、あとはキャンプ場で確保します。難易度はかなり高めですが、工夫とアイデア次第で自由にブッシュクラフトを楽しめるので、ぜひチャレンジしてみてください。
その⑩:写真を撮りながら散策してみる
せっかくのソロキャンプですから、写真を撮りながらキャンプ場を散策してみてください。思い出として残るだけではなく、写真から見ると別の雰囲気を感じられたり、新たな発見ができたりすることもあります。
また、自然の中で「美しい写真を撮影する」というテーマを設けて、写真遊びをするのも楽しいですよ。
ソロキャンの楽しみは無限大!
「退屈しそう」「寂しそう」など、ネガティブなイメージもあるソロキャンプですが、実は楽しい過ごし方は想像以上にたくさんあります。
無理に特別な準備をする必要ありません。考え方や行動、意識次第でソロキャンプはとても楽しい時間になると思います。
今、「キャンプデビューしたい」と考えている方は、今回ご紹介した内容を参考にしながら、自分らしい過ごし方を模索してみてください。