テント泊はちょっと…という人でも気軽にアウトドアを楽しめる! キャンプ場で“車中泊”をする6つの魅力

公開日:2021 / 08 / 26
最終更新日:2022 / 07 / 16

キャンプ場で「車中泊」

ここ数年、キャンプやバーベキュー(BBQ)などのアウトドア人気が高まっています。この記事を読んでいる方の中にも、キャンプに行ったことはないけれど、一度アウトドアを体験してみたいと思っている方や、家族や友人と楽しみたいと考えている方も多いと思います。

テレビやネット動画では楽しそうに見えるアウトドアも、実際にキャンプ場に行き、テントの中で一夜を過ごして睡眠を取ることに、多少の不安や心配がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、「テント泊など本格的なアウトドアにちょっと抵抗がある」という方に、どちらかというと「インドア派」だった筆者が、キャンプ場を利用することによって「車中泊&アウトドア」を楽しむようになった理由やその魅力についてお話ししていきたいと思います。

意外とハードルが低く快適な「キャンプ場での車中泊」について、興味のある方、気になる方はぜひ記事をチェックしてみてください。

「キャンプ場で車中泊」の魅力1:炊事場で水と火を使って調理ができる

キャンプ場で「車中泊」
車中泊をしていて不便に思うことの中に、狭い車内での調理のしにくさや、水を使った調理・後片付けの難しさがあります。

キッチン設備の整ったキャンピングカーでも同様で、車内はスペースが限られてしまうことから、調理に使用する食材を出しておく場所や、食材をカットしたり、料理を盛り付けたりする場所も確保しづらいですし、洗い物も、びっくりするほど狭いシンクで行う必要があります。

キャンプ場なら、写真のような屋根付きの広い炊事場がある場所も多く、かまどを使うこともできるため調理がかなりスムーズに。

汚れた調理器具や食器も、水道水を使ってきれいに洗い、片付けることができます。

汚水処理の心配もいらず広い場所で調理ができる点は、キャンプ場車中泊のメリットといえます。

「キャンプ場で車中泊」の魅力2:新鮮な食材を調達し、すぐにBBQを楽しめる!

キャンプ場で「車中泊」
滞在先付近の道の駅やスーパー、市場や漁港などで野菜や魚などを入手したら、できるだけ早く調理しておいしくいただきたいですよね。広くて使いやすい炊事場があるキャンプ場で車中泊をすれば、新鮮なうちにすぐ調理し、おいしくいただくことが可能です。

海の近くなら新鮮な海の幸を安価で購入することもできますし、農業がさかんな地域の近くであれば採れたての野菜を、山なら山菜やきのこを購入し、直火で思う存分料理することもできます。

せっかくおいしそうな食材に出会っても、滞在先から自宅までの距離がかなりある場合や、長時間保冷する必要がある食品などは、自宅まで持ち帰るのが難しいこともあります。

キャンプ場なら購入してすぐに炊事場や直火を使って調理することができるため、持ち帰るための時間や方法を考慮する心配もありません。

「キャンプ場で車中泊」の魅力3:トイレ・お風呂・洗面所など水回りの心配なし!

キャンプ場で「車中泊」
車中泊する際、車内にシャワールームやトイレ、洗面スペースが無い場合は、それらすべてを車外で行うことになります。

キャンプ場なら、もともと宿泊することを想定していることもあり、トイレや洗面所など水回りに関しては特に心配することなく、滞在中安心して使用することが可能です。

設備自体もしっかりとしている場所が多く、夏などのキャンプシーズンに対応できるよう、かなりの数を用意し、日頃から清潔に掃除・メンテナンスをしている場所がたくさんある印象です。

またキャンプ場によっては別で料金がかかるものの、お風呂や温泉、シャワースペースを用意しているキャンプ場もあります。

事前に水回りの設備や使用料金をチェックしておく必要はありますが、炊事場を含め、滞在中車外で安心してトイレやお風呂が使えたり、歯磨きや洗顔などができることは、車中泊ではかなりポイントが高いといえます。

「キャンプ場で車中泊」の魅力4:車外にテーブルや椅子を出せる

キャンプ場で「車中泊」
道の駅や高速道路のサービスエリア、パーキングエリアなどの駐車場で、車外にテーブルや椅子を出してくつろいだり、屋外調理・飲食をしていたりと、一部の方のマナーの悪さ、ルール違反がテレビやネットニュースなどで話題になることがあります。

有料の車中泊スポットでも、滞在時に車外にものを出すこと、置いておくことが可能な場所というのはまだまだ少ないのが現実です。

筆者は普段から車中泊旅の際には終始車内で過ごすようにしていますが、車外に椅子を出してくつろいだり、屋外で調理や食事をしたいときには、それが可能なキャンプ場やオートキャンプ場を利用するようにしています。

実は筆者は、この点が車中泊にキャンプ場を選ぶ際の最大のメリットと考えています。

特に屋外で焚き火をしたり、バーベキューをしたいと考えている場合は、それが可能な車中泊スポットを時間をかけて探すよりも、キャンプ場に滞在する方が確実で手っ取り早いのです。

キャンプ場なら、屋外で風を感じながらゆっくり過ごすことができます。また狭い車内ではなく、広々とした屋外で食事が取れるというのもかなりの魅力です。

「キャンプ場で車中泊」の魅力5:敷地内をゆっくりお散歩できる

キャンプ場で「車中泊」
キャンプ場は広い敷地を持つことが多く、敷地内やキャンプ場近くに遊歩道があったり、ハイキングコースを併設している場所もあることから、滞在中再度車での移動をすることなく、いつでもゆったりとお散歩を楽しむことができます。

自然豊かな場所に位置しているキャンプ場が多いため、散歩中も景色を楽しんだり季節を感じることができ、長い時間歩いていても飽きることがありません。

また散歩やハイキングはアウトドアアクティビティの中でも比較的ハードルが低く、日頃運動不足ぎみな方やストレスが溜まっている方などに特におすすめです。

自然の中で清々しい空気を味わいながらお散歩やハイキングを楽しむことで、運動不足が解消できストレスも発散できるなんて、なんだかちょっと得した気分になりますよね。

「キャンプ場で車中泊」の魅力6:必要に応じてコテージ泊も可能

キャンプ場で「車中泊」
キャンプ場敷地内にコテージがあるキャンプ場の場合ですが、必要に応じて車中泊ではなく施設内のコテージに宿泊することもできます。

コテージがあるタイプのキャンプ場を利用することで、2泊するうちの1泊を車中泊に、もう1泊はコテージに滞在するといった旅のアレンジも可能です。

また事前に予約するのが必須ではありますが、当日予約ができる施設かつ、利用日にコテージに空きがある場合なら、車中泊からコテージ泊に変更してもOK。現地が思った以上に暑かったり寒かったり、突然の体調不良などの際にも、無理せず室内で休むことができるというのは安心材料となります。

設備が整った自然豊かなキャンプ場でのんびり車中泊を

キャンプ場で「車中泊」
今回は、筆者の思う「キャンプ場で車中泊をする魅力」をいくつかご紹介しました。

「自然あふれる場所でテント泊をして、思いっきりアウトドアを楽しみたい!」という方もいれば、「鍵を閉めた車内で安心して静かに眠りたい」という方もいらっしゃると思います。

また普段テント泊をしている方でも、テントを張ることが面倒なときや、雨風が酷すぎて車中泊をしたいと思うこともあるでしょう。

そんなときはぜひキャンプ場での車中泊を試してみてください。車中泊ならテントを張る必要もないですし、アウトドア寝具を用意する必要もなく、普段使っている布団をそのまま車内で使うことができます。

本格的なアウトドア料理を作ったり、焚き火を楽しんだり、星空を眺めて語り合ったりと、テント泊でなくても楽しめる要素がたくさんあります。

車中泊場所に困ったり、車中泊はしたいけどバーベキューも楽しみたいなどの目的があるときにも、ぜひキャンプ場での車中泊を検討してみてください。

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haru.

東京出身、箱根ー北軽井沢二拠点生活中のフリーランスライター/カメラマン。

長年の主婦経験や資格、車中泊体験を生かし、複数のWebメディアにて料理・生活・バンライフ・アウトドア・カメラ関連の記事を執筆中です。

夫婦でデザイン・DIYしたバンでのお出かけの様子をTwitter(@harurun0119)やYouTubeチャンネル「箱根移住夫婦の休日バンライフ」にて発信中。

インスタグラム:https://www.instagram.com/colorful.haru_tk19/

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