ライター:miche
瀬戸内海や讃岐平野が一望できる、なんとも贅沢な場所にある「大麻山キャンプ場」。
山頂にほど近く、四季折々の自然の美しさを一年を通して感じることができます。自然を肌で感じたい、日頃の疲れを癒したい方にピッタリのキャンプ場です。
歴史的な古墳と絶景を楽しめる展望台
3世紀後半建造された野田院古墳
善通寺ICから車で約30分、林道を上がると現れる標高400mに位置する「大麻山キャンプ場」。
場内に隣接するのは、国史跡である野田院古墳。普段なかなか目にすることのない歴史的な古墳を間近で見ることができます。
瀬戸内海を臨む展望台
展望台も設置されており、そこから見る景色は格別です。天気の良い日はしまなみ海道(因島大橋)まで見えるそうですよ。
コンパクトなフィールドで野営キャンプを楽しもう
手入れされた美しい芝生の中心にファイヤーサークル
場内はコンパクトですが、芝生がきれいに手入れされていて、春になると青々としたきれいな緑の絨毯を見ることができるでしょう。
中心には大きなファイヤーサークルがあるので、みんなで焚き火をしながら火を囲んで団欒することもできます。
備え付けのベンチ・テーブル
周りにはいくつかのベンチ・テーブルが設置されているので、荷物を減らしたいキャンパーさんは重宝しそうですね。
雨宿りもできる炊事棟
炊事棟はかまどの数も十分。急な雨などの際は、ここのテーブルで食事をすることもできます。
注意点は、火を使っての調理はできますが、水道と洗い場は設置されていないこと。
使用済みの食器や調理した際にでる生ゴミ、炊事に利用した灰は、利用者がそのまま持ち帰ることになるので、ふき取り用のキッチンペーパーやゴミ袋を用意するなど、事前に準備をしておきましょう。
水を流すことができないので、ウエットティッシュなどを多めに用意するのがいいですね。
充実のトイレ。手洗いスペースもきれい
男性専用トイレ、女性専用トイレ、身体障害者用のトイレがそれぞれ設置されていて、キャンプ場のすぐ目の前なので近くて便利です。
清潔感のある手洗いスペース。綺麗なので安心して使えますね。ちなみにここで食器などを洗うのは厳禁。施設唯一の水道ですが、飲み水としては使用できないので注意しましょう。
荷物の少ないデイキャンプで自然を満喫
プライベート空間の確保はタープで
今回筆者はデイキャンプを楽しみました。荷物を少なくしたかったので、テントは持たずにノルディスクのタープのみ。ちょうど目隠しになり、プライベート空間を確保できました。
山頂のキャンプ場ということで、風が強くなることもあります。今回は左右両脇に立派な木が立っていたので、ロープを結んでしっかり固定しました。
ロープの結び方やタープの張り方は無限にありますから、いろいろチャレンジしていきたいです。
ソロキャンプやデイキャンプを楽しむ人が多い
今回のキャンプでは、ファミリー層は少なく、ソロキャンプやデイキャンプを楽しんでいる方が多い様子でした。
キャンプ場がコンパクトなこともあり、大きなテントを張ると少し窮屈なのかもしれません。
施設としても洗い場が設置されていないなど、高規格キャンプ場に比べると不便な点があります。ゴミをできるだけ少なくする工夫など、事前に準備しておきましょう。
大麻山の自然を楽しもう
春には桜、秋には紅葉がきれいに色づき、いつも違う顔を見せてくれる大麻山。
また、山の上から見る夕焼け空、夏の星空など、贅沢な時間を味わうことができます。
日頃の疲れを癒しに行きたい方は、ぜひ大麻山の自然を体感してみてください。
「大麻山(おおさやま)キャンプ場」基本情報
公式HP:https://www.city.zentsuji.kagawa.jp/soshiki/50/oosacamp.html
住所:香川県善通寺市善通寺町2830-193
入場料:無料 ※要事前連絡
休業日:なし(年中利用可)
アクセス:善通寺ICから車で約30分
※最新の情報、注意事項はHPをご確認ください。
※アクセスルートは北側と西側の2通りありますが、西側のルートはかなり狭い道になります。木々の枝などが車に当たるので筆者は北側のルートをオススメします。
※管理人不在の野営キャンプ場です。