【折り畳みカヤック】初心者向け完全ガイド!東京のカヤックスポット&近郊おすすめキャンプ場3選

公開日:2019 / 08 / 02
最終更新日:2020 / 03 / 25

折畳みカヤックで、電車を駆使しながら、東京都内の多摩川を中心とする河川を巡るカヤック遊びをしている私が、カヤックの始め方を一から解説します。

折り畳みカヤック・備品の選び方、東京近郊でカヤックで遊べるスポット、キャンプをしながらカヤックができるおすすめキャンプ場、注意点まで、ビギナー向けにまとめました。

カヤックを始めるなら、まずは体験イベントへ参加しよう

「どんな遊び方をしたいか」からカヤックを選ぼう

一言でカヤックと言っても、遊ぶ場所や搭乗人数などによって、沢山の種類があります。

まずは、どんな遊び方をしたいかを決めて、その遊びにあった艇を選ぶのがベストですね。

保管場所や運搬の問題から、折り畳み式のカヤックを選択するのも良いでしょう。

飛行機に持ち込んで、北海道の釧路川や支笏湖、高知の四万十川などでのカヤック旅行など、想像するだけでワクワクしますね。

お勧めなのが、まずはカヤックを体験させてくれるイベントなどに、参加することです。

そして、自分のカヤックの遊び方の方向性を、ある程度具体的に絞り込んでから選ぶと、満足できるカヤックライフがスタートできると思います。

おすすめのカヤック体験情報

東京近辺でしたら、横浜のmont-bellしんやました店などで開催しているカヤック体験や、大田区カヌー協会が主催するカヌー教室などがあります。

ただし、子どもは小学生以上などの条件がつくことが多いので、未就学児と一緒に体験を考えている場合は、注意が必要です。

私の場合、当時年中さんの息子と、静岡県川根本町にあるエコティかわね主催のカヤック体験(3歳以上から参加可能)に、キャンプのついでに参加しました。

スタッフの皆さんも優しく丁寧に教えてくれ、会場の長島ダム(接岨湖)も、流れ込む川の表情が豊かで、綺麗なエメラルドグリーンの水に癒されるので、本当にお勧めです。

毎年キャンプ&カヤックに通っているくらい、お気に入りのスポットです。

折り畳みカヤック購入のポイント

我が家の場合、折り畳み一択!

私は、当時年中さんの息子と、流れの緩やかな都内の運河や、本栖湖などの湖での遊びをメインに考えておりました。

愛車は小さなオープンカーで、屋根に積むことも出来ない為、後部座席に収まるサイズで、折り畳みカヤックの中で探すことにしました。

折り畳んで電車移動と合わせれば、自由度は更に広がります。

ファルトとインフレータブルの違い

折り畳みカヤックは、大きく分けると「ファルト」と呼ばれるパイプの骨組みを組み立てて布地を張るタイプと、「インフレータブル」と呼ばれる空気を入れて膨らませるタイプの、2種類に分かれます。

私の場合、子どもと乗ることを考えて、一番の条件は安定性でした。

また、準備の際に、子どもを水辺で待たせる危険性も考えて、サッと準備のできるインフレータブルの中から選ぶことにしました。

おすすめ折り畳みカヤック「アドバンスドエレメンツ・ファイヤフライ2」

インフレータブルは、大きな浮き輪の底が塞がったような、いわゆる「ゴムボート」の形をした物が多いです。

低コストと手軽さ、などのメリットを考えても、波に負けて速度が出ないようでは楽しく遊べないし、何と言っても格好良くないのが、購入の決め手に欠けてしまいます。

そんな中で、見つけました!アドバンスドエレメンツ・ファイヤフライ2!!

比較的、船首が波を切り裂いて進みそうな形をしていて、フロアに空気を入れなくても良く、何よりカッコイイ!

収納サイズ(約):92×65×25cmと、愛車の後部座席にも収まるサイズなので、即、購入を決めました!

付属の取扱説明書によると、日本では、CAPTAIN STAGブランドでの取扱いになります。

ライフジャケットとパドルの選び方

いよいよ進水式!と言うわけには、まだいきません。

そう、パドルがないと漕げないのです!

また、ライフジャケット(ベスト)は必ず必要になります。

ライフジャケット:必ずカヤック用を選ぼう

私は当初、大人用と子ども用のベスト2点と、四分割パドル1本が、最初から付いてくるセットで購入しました。

何もわからなかったので、バラバラで買うより合計で数千円安い方がお得、と思ったのです。

ですが、結局、ベストもパドルも、後で買いなおすことになりました。

安物買いの。。。ってやつですね。

セットのベスト(写真左)は、カヤック用ではなく、パドリングの際の腕の動きを妨げます。

実際に3時間も漕ぐと、腕の付け根がベストと擦れて、内出血だらけになり、痛くて仕方がありません。

カヤック用のベストは、腕の動きを邪魔しないように考慮されていて、快適なパドリングが可能です。

パドルの選び方:値段と性能は比例する

これはもう、全くの別物というか、値段と性能は比例すると思ってください。

セットの四分割パドルは、重たく、接合部が撓み、ブレード(水を掻く部分)の水の掴みが悪く、なかなか前に進みませんでした。

のちにmont-bellで購入した、カーボン製の二分割のユーコンパドルは、軽くて、しっかりと水を掴み、かつ水離れがよく、グイグイ進むのに疲れは半分だったので、衝撃的でした。

セットのものが5千円ちょっとに対して、3万円以上と値段の差が大きいので、ここはご自身の使用頻度や、用途で選ぶと良いでしょう。

ただし、一度でも良いパドルを知ってしまうと、もう重たくて進まない安いパドルは、罰ゲームにしかなりません。

余裕があるのであれば、最初から良いパドルを買っておいた方が、結果的にお得でしょう。

その他あると便利なもの3つ

1. 折畳み式カート

ファルトでもインフレータブルでも、重量が20キロ前後になるので、担いでの移動はかなりキツイです。

そんな時に活躍するのが、キャリーカートです!

折畳めるものを選べば、カヤック内にもしまえるので、移動先でも活躍します。

2. 防水バック

大きめのジップロックでも構いませんが、完全防水のバックがあると、タオルや着替え、食料なども濡らさずに済みます。

カヤックは、波しぶきや、パドリングの際にパドルをつたわってくる水で、結構水がかかりますので、濡れることを前提としましょう。

3. ビルジポンプ

上記のように、結構水がかかるので、カヤックのキャビン内に水が貯まることもあります。

その水を汲み出すには、ビルジポンプがあると安心です。

私はmont-bellで購入しましたが、勢いよく水が排水されるのものだと、安心して使えます。

1 / 3

おすすめ記事

森山 敦士

目黒区在住の1児の父。
事業経営をしつつ兼業主夫として、子育てや各種ボランティアなどにも携わる。息子が大人になる時、より良い社会にする為に、社会人の働き方や人生のマネージメント相談にのったりもしています。

小さなオープンカーに荷物を積み込んで、息子と二人でキャンプやカヤック、BMXやMTBなど、アウトドアを駆け回るアラフィフです。

Facebook:https://www.facebook.com/atsushi.moriyama.7

森山 敦士の記事一覧