武蔵野の自然を活かした「昭和の森」。広大な土地の一画に2015年オープンした「モリパーク アウトドアヴィレッジ」は、アウトドア用品に特化した新しいタイプの複合商業施設です。
ランタン編集部では、集結する17店舗のうち5店舗にお邪魔して、詳しくレポートしてきました。
昭島駅から徒歩でらくらく。圏央道インターからも30分以内
JR青梅線昭島駅北口より徒歩3分という立地の良さは魅力のひとつ。
圏央道あきる野I.C./日の出I.C.から25分と、車でのアクセスも良好です。最大330台停められる駐車場も備えています。
「モリパーク アウトドアヴィレッジ」のロゴマークは、複数の「木」が重なっている「森」という象形文字をモチーフにしたもの。「昭和の森」の緑を活かした施設内には、のんびり散策するだけでも楽しめる遊び心があちこちに。
開放感あふれる「出会いの広場」をはじめ、施設内には「森の広場」、「芝生の広場」といった、ほっとひと息つけるスペースがあります。「屋内広場」では、子ども向けのイベントなど、さまざまな催しが開催されることも。
緑の中にそびえる鉄骨の柱がアートな雰囲気を演出。1937年から2014年まで、この地に建っていた飛行機製造工場の柱(トラス)を加工したオブジェです。夜間には照明が灯り、いっそう魅惑の空間へと変わります。
敷地内に野山の小道を再現
トレッキングを疑似体験できる全長約200mの小径「トレイルレーン」。「ロックガーデンの道」、「ウッドチップの道」、「丸太の道」など、さまざまな感触の道を歩くことができます。おすすめは、樹齢75年のヒマラヤスギを使用した「切り株の道」。
国際大会も開催可能なクライミングウォール・モリロックは、昭島の新しいシンボルとして親しまれています。ちなみにモリロックというニックネームは、280件もの一般公募の中から選ばれたもの。
「コールマン昭島アウトドアヴィレッジ店」キャンプを極めたいすべての人に寄り添う老舗ブランド
広さは直営店最大規模
テントをじっくり見られるのは、広い店舗ならではの利点。気になる商品(テント)があれば、展示されていないものでも、店舗スタッフにその場で組み立ててもらえます。
知識豊富なスタッフが、アイテムについて手取り足取り教えてくれます。家族キャンプにチャレンジしたいという初心者から、キャンプ経験10年以上のベテランまで、あらゆるニーズに応えてくれるのです。
1901年に米国カンザス州で創業された、アウトドア用品ブランド「コールマン」。ランタンの発明などで優れた技術と高い生産能力を認められています。
直営店最大規模という店内の広さをフル活用し、キャンプ用品一式をディスプレイ。現物に触れることで、実際に使用するときのイメージが膨らむはずです。
欲しい商品をスタッフがその場で組み立てながら説明してくれます。組み立て方のレクチャーも受けられるのは、キャンプ初心者には大きな安心ポイント。
黒いテーブルとイスのシリーズは、昭島店限定の商品。シックなカラーリングは、高い機能性・耐久性が人気のテント「マスターシリーズ」との相性もGood。
店舗にキャンプ用品の修理を依頼することも可能。そのほか、ランタンなどにオリジナルの画や文字を入れる「サンドブラスト」、チェアやバッグへの刺繍など、アイテムに一層愛着が湧くサービスが充実しています。
「スノーピーク昭島アウトドアヴィレッジ店」普段使いもしたくなるアイテムが勢ぞろい
新潟県三条市発のブランド。野営そのものを目的とするキャンプスタイルを提案した、先駆け的存在です。
キャンプの雰囲気を味わえるレストラン「Snow Peak Eat」を併設。気に入った食器や家具は自ら触り、使ってみて店舗で購入することができます。
屋外にテントがディスプレイされており、実際のキャンプの雰囲気をよりリアルに感じられます。
テントを地面に固定するペグまで、店舗の外で打ち込んで試せます。
パーツを組み替えればソファやラックに変化する「マルチファニチャー」を見せていただきました。キャンプのみならず日常生活でも活用できるくらい、ハイクオリティな逸品です。
案内してくださったスタッフの元堤正士さん。
「A&Fカントリー 昭島アウトドアヴィレッジ店」タフなアイテムがそろうセレクトショップ
A&Fカントリーは、1977年創業以来”良い物を永く”というコンセプトのもと、米国をはじめ海外アウトドア用品を取り扱っています。
岩を模したディスプレイをはじめ、木材を活かした内装が目を引く店内。
木材でできた擬岩の内側に入ると、商品が陳列されたおしゃれな空間。季節やトレンドにあわせて商品を入れ替えています。
頑丈さと保冷力の高さが売りの「イエティクーラーズ」は、いまキャンパー大注目のアイテムです。
米軍の装備にも採用されているほど耐久力に優れ、そのうえ使いやすいという「ミステリーランチ」のバックパック。国内ではまだ取り扱っている店舗が少ないブランドの商品です。
店舗スタッフのみなさん。
「SALOMON 昭島アウトドアヴィレッジ店」山道を愛するトレイルランナーに会える
著名なトレイルランナーの小川壮太さんが、自身の経験をもとにシューズ選びをサポート。さすがはトップランナー、お昼の休憩時間のランニングでは走り足らず、終業後は走って帰ることもあるとか!
フルマラソンなどで使用するロードシューズから歩きやすいハイキング用のシューズ、ファッション性の高いリラックスシューズまで、用途に合わせたシューズ選びが可能。
シューズだけでなく、ウェアなども販売しています。カラフルでオシャレなデザインばかりです。
「モンベル 昭島アウトドアヴィレッジ店」納得の品揃えを誇る全国最大級の直営店
アパレルだけじゃない、圧巻の商品数
モンベルの特徴と言えば、なんと言ってもその豊富な品ぞろえ。登山用品メーカーとしてのノウハウを活かしたテントが、この夏のイチオシです。
通風性の良さを追求した新商品「レラドーム」なら、夏場も快適に過ごせます。手軽に素早く組み立てられる点も大きな魅力。
ショップのお隣に、モンベルがプロデュースするナチュラル・ダイニングカフェが。テラス目の前の池では、土・日・祝日にカヤック体験(ひとり乗り500円)を実施しています。
落ち着きのある店内でひと休み。平日のお昼は、近所のオフィスからもお客さんがやってくるそうです。
鶏ひき肉とパプリカなど彩り豊かな野菜にバジルソース・オイスターソースを利かせた、香ばしい味わいのガッパオライス。季節のスイーツとドリンクがつくお得なセットも。
キーワードは体験・体感
アウトドアアイテムを体験・体感できる店舗ばかり。トップブランドの中でも品ぞろえ豊富な店舗をめぐっていると、半日くらいはあっという間に過ぎてしまいます。ネット通販が普及したいまだからこそ、Webサイトでは伝わりきらない魅力を、リアル店舗で発見してみてはいかがでしょうか?
住所・アクセスなど施設情報
名称:「MORIPARK Outdoor Village モリパーク アウトドアヴィレッジ」
電話番号:042-541-0700
面積:約21,000平方メートル(約6,500坪)
住所:〒196-0014 東京都昭島市田中町610-4
アクセス:
〈車の場合〉中央自動車道「八王子I.C.」より約20分、圏央道「あきる野I.C.」「日の出I.C.」より約25分。駐車場台数:合計330台(第1P:118台、第2P:212台)
〈電車の場合〉東京駅よりJR中央線・青梅線の特別快速にて約60分、新宿駅よりJR中央線・青梅線の特別快速にて約40分、立川駅よりJR青梅線で8分。JR青梅線「昭島駅」北口より徒歩3分
URL:http://outdoorvillage.tokyo/
店舗数:17店舗
店舗一覧
mont-bell 昭島アウトドアヴィレッジ店
THE NORTH FACE 昭島アウトドアヴィレッジ店
Coleman 昭島アウトドアヴィレッジ店
snowpeak 昭島アウトドアヴィレッジ店
A&F COUNTRY 昭島アウトドアヴィレッジ店
Columbia 昭島アウトドアヴィレッジ店
MOUNTAIN HARDWEAR 昭島アウトドアヴィレッジ店
Jack Wolfskin 昭島アウトドアヴィレッジ店
SORA 昭島アウトドアヴィレッジ店
SALOMON 昭島アウトドアヴィレッジ店
Schoffel 昭島アウトドアヴィレッジ店
caravan 昭島アウトドアヴィレッジ店
Walking Forever 昭島アウトドアヴィレッジ店
SWANS 昭島アウトドアヴィレッジ店