アクティブアラフィフが多摩川上流でカヤック激流下りに挑戦してみた!

公開日:2022 / 10 / 04
最終更新日:2022 / 10 / 04

「飛び込み岩」やトロ場でまったり


2人とも沈したこともあり、岩や瀬を越える時には慎重になります。そのため結構な疲労が溜まってきました。

当初の予定では、一気にゴールの釜の渕公園まで下り、上陸後に遅めの昼食を、と考えていました。しかし、予想以上の疲労に無理せず途中で休憩を取ることにしました。


写真がなく残念ですが…お湯を沸かしてカップ麺で簡単な昼食。いやー、大自然の中で食べるカップ麺、最高に美味いですね!


お腹もいっぱいになり、まったりモードで再出発します。

するとしばらくしてラフティングのツアーの方々が「飛び込み岩」で遊んでいる場面に遭遇。しっかりライフジャケットを着用して、インストラクターさんに見守られながら楽しんでいます。

陸地からはアクセスの難しい場所でも、川からなら容易にたどり着けますね。

多摩川上流は8月の暑さでも水に入れば気持ち良く、川面を吹き抜ける風も心地いいので、安全面を配慮すればとてもいい夏のレジャースポットになります。

いよいよ上陸ポイント


その後も無理をしないよう、休憩を多めに取りながらカヤックを楽しみました。

そしてようやく上陸ポイントに到着!予定では3時間の計画でしたが、上陸時点で4時間弱も経過していました。


上陸してカヤックをひっくり返し、水抜きして干している間にお楽しみタイム。

同行者と2人で、保冷バックに忍ばせていた缶ビールで乾杯!

お互いに沈してびしょ濡れになりましたが、着替えてさっぱり。

干したカヤックを畳んでパッキングし、キャリーカートにくくりつけ、撤収作業完了です。

ところがここからが大変でした。

上陸地点から青梅駅までは、距離にすると1キロちょっとなのですが、かなりの激坂を登らなくてはなりません。

重さ20キロのカヤックを転がしての激坂は、50代に私たちにはかなり足にきました…。

ようやく到着した青梅駅で電車に乗る頃には、心地良い疲労感とやり切った充実感で満たされていました。

まとめ


「奥多摩でカヤック激流下りにチャレンジしてみたいね〜」と話していた事が発端になり、今回の川下りが実現しました。

しっかり下調べをした上で、事前に下見までしてからのチャレンジだったこともあり、大満足な川下り体験になりました!

激流の中で必死に操舵したことや、「沈した」ときのスリルのある緊張感は病みつきになりそうでした。一方で、トロ場での、まったりとした浮遊感のある心地よい感覚も忘れられません、

緩急織り交ぜた4時間弱は、まさにアドベンチャーさながらの体験でした。

しかし、同時に強く思ったのは、初心者が気軽にチャレンジできる遊びではないということです。危険も多く、慣れていない個人が遊ぶにはリスクが大きいと感じました。

多摩川上流には、カヤック体験やラフティングもできるツアー会社が複数あります。スクールとして学ぶ場も提供されています。初心者の方は、まずはスクールやラフティングツアーなどから楽しむ方が良いでしょう。

多摩川上流の水温は、真冬にはかなりの低温になりますので、4月頃から11月頃までが気持ちよく遊べるシーズンと言った感じでしょうか。その辺りはぜひ現地のツアー会社さんに相談してみてください。

また、個人で楽しむ場合は事前に出艇&上陸場所の確認し、経験者に同行してもらうことを強くおすすめします。

何かあってからでは、ご自身やご家族はもちろんのこと、この環境で生活する多くの方々に迷惑がかかります。絶対に無理な行動は慎みましょう。


最後に今回のスタート地点、ゴール地点を地図に表記しました。

今回のコースを経験した筆者からのアドバイスとしては、慣れていない方で個人で遊ばれる場合は、御岳橋のポイントではなく、沢井駅からエントリーできる楓橋の下流(地図上に青丸で記載)よりスタートする方が良いでしょう。

御岳橋から楓橋の下流までの区間はかなり厳しいコースです。まずは楓橋の下流からスタートするコースで慣れることをおすすめします。

今年も台風や災害、水害も多く、自然の恐怖を実感するニュースが多数報じられました。今回、奥多摩川の澄んだ水と激しい流れに直面した事で、大自然の素晴らしさと同時に、怖さを身をもって体験しました。

楽しい冒険になったと共に、改めて大自然に対して畏怖の念を抱いた、貴重なレジャーとなりました。

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森山 敦士

目黒区在住の1児の父。
事業経営をしつつ兼業主夫として、子育てや各種ボランティアなどにも携わる。息子が大人になる時、より良い社会にする為に、社会人の働き方や人生のマネージメント相談にのったりもしています。

小さなオープンカーに荷物を積み込んで、息子と二人でキャンプやカヤック、BMXやMTBなど、アウトドアを駆け回るアラフィフです。

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