キャンプ場でのマナーやルールに気をつけよう!初心者だから知らないはNG

公開日:2022 / 02 / 23
最終更新日:2022 / 02 / 23

昨今のキャンプブームで、キャンプを楽しむ人が増えました。ほとんどの人がマナーやルールを守ってキャンプをしている一方、勝手な行動で周りに迷惑をかけるキャンパーさんが増えたのも事実です。

一部のマナーを守らない人によって、キャンプ場が閉鎖される、などということもありました。閉鎖まではいかなくても、ルールが厳しくなったキャンプ場もあります。

キャンプ場はさまざまな人が利用します。「初心者だからルールを知らなかった」は通用しません。

今回はキャンプ場で守るべき、最低限のマナーやルールについて、紹介します。

これからキャンプを始める人はもちろん、あらためてキャンプのルールをチェックしておきたい人も、ぜひ最後までご覧ください。

マナーその1.自分たちの区画から出ないようにする


自分たちの区画から出て、他人のエリアへ入り込むのはやめましょう。行きたい場所まで最短距離であっても、他人の区画を通るのはマナー違反です。遠回りになっても、決められた道を通るようにしてください。

小さなお子さんがいる方は、子どもがうっかり他の区画に入り込んでしまった……ということにならないよう、目を離さないのがマナーです。お子さんがある程度話が理解できる年齢であれば「よそのサイトへ入らないように」と、話をしておくことも大切です。

フリーサイトの場合、境界線があいまいなため、知らないうちに他人のエリアに入ってしまった、ということもあります。厳密に空間が区切られているわけではありませんが、「他人が生活している空間」へは入らないようにするのが正しいマナーです。

マナーその2.ゴミの処理はキャンプ場の指示に従う


ゴミの処理方法は、キャンプ場によって異なります。必ずキャンプ場の指示に従ってください。

ゴミを捨てられないキャンプ場の場合は、家まで持ち帰りましょう。道中、サービスエリアのゴミ箱で捨てたり、コンビニのゴミ箱に捨てたりするのはNGです。

ゴミを少しでも減らしたい場合は、以下のような工夫をしてみましょう。
・生ゴミを減らすため、野菜などの下処理はすませておく。
・食材を買いすぎない。
・ペットボトル飲料はなるべく買わない。
・使い捨ての食器を使わない。

一方、キャンプ場でゴミを処理してくれるところもあります。ゴミの分別が必要な場合は、指示に従いましょう。キャンプを終えて撤収する際には、使用したサイトにゴミが落ちていないか、隅々まで確認するようにするとマナーとしては◎です。

マナーその3.音の大きさや時間帯に注意!


キャンプが楽しいと気分が盛り上がり、つい大きな声が出てしまうこともあるでしょう。楽しい気持ちを抑える必要はありませんが、早朝や深夜の声の大きさには気をつけたいものです。

中には静かにキャンプを楽しみたい人や、ゆったりと過ごしたいキャンパーさんもいるかもしれません。声や音の大きさの感じ方は、人それぞれ違います。周囲の人への配慮は忘れないようにしたいですね。

また、雰囲気を出すために音楽を流す人もいます。キャンパー同士のトラブルを避けるため、時間帯にかかわらず音楽を流すことを禁止としているキャンプ場もあるので、あらかじめ規約をチェックしておくことをおすすめします。

マナーその4.共同の炊事場はきれいに使う


「炊事場」とはその名の通り、食事の準備をしたり洗い物をしたりする場所です。多くのキャンプ場では、共同で炊事場を使います。炊事場にはゴミを置きっぱなしにせず、汚れたら拭き取るなどして、きれいに使うようにしましょう。

油がついた鍋は、あらかじめキッチンペーパーなどで拭き取っておきます。そうすることで、水や洗剤の節約にもなりますよ。

また、鍋や食器についた米粒を、そのまま排水溝へ流してしまう人もよく見かけます。お米を排水溝へ流すと、網が張ってある場合はすぐに詰まってしまいます。網が張ってある場所も多いので、網に詰まったお米やゴミを取り除けるよう、ゴミ袋やビニール手袋を持参するのも良いマナーですね。

食器を洗う際は、分解されやすい自然に優しい洗剤を使う、というのもキャンプマナーの一つです。市販の食器用洗剤を使用しないようにとの規約がある場合は、それに従いましょう。キャンプ場によっては下水処理が整っておらず、河川へ汚水が流れてしまう場合もあるため、市販の食器用洗剤を禁止にしているところがあるのです。備え付けの洗剤があれば、それを使うのがいいでしょう。

なお、炊事場は食品や食器を扱う場所なので、泥のついたペグを洗うことが禁止のキャンプ場もあります。焚き火台を洗えるような場所であれば可能なので、事前にキャンプ場に確認するのが安心ですね。初心者の方は覚えておきましょう。

マナーその5.火の始末に気をつける


キャンプでは焚き火や調理など、火を使うシーンが多いもの。使い終わったあとの火の始末は、しっかりと行うのがキャンプのルールです。焚き火の後は、火が完全に消えたことを確認してから処理します。少しでも火が残っていると、火事につながるおそれがあるからです。

炭を捨てられるキャンプ場もありますが、その場合でも必ず消火したことを確認してから処分しましょう。早く火を消したい場合は、火消しつぼを利用するといいでしょう。

最近では、直火を禁止しているキャンプ場も増えています。炭を放置したまま帰る、ゴミを燃やすなどのマナー違反をする人が多く、禁止せざるを得ないキャンプ場が増えているのだそうです。直火禁止のキャンプ場で焚き火をする場合は、焚き火台を使うようにしましょう。炭や薪が地面へ落ちたときのことを考えて、焚き火シートを利用すればさらに安心です。

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マナーやルールを守って快適なキャンプを!

キャンプ場でのマナーやルールを紹介しました。

ここで紹介した以外にも、キャンプ場によって独自に禁止事項を規定している場合があります。キャンプ場を予約するときには、必ずそのキャンプ場のHPなどで禁止事項に目を通すことも大切です。

マナーを守って純粋にキャンプを楽しむ人が大半なのに、一部の心ない人によってキャンプが楽しめなくなってしまうのは非常に残念なことです。マナー違反は周りの人に迷惑をかけるだけでなく、キャンプ場での禁止行為や利用制限が増えることにもつながります。

これからキャンプを始める人は、自然や周りの人への配慮を忘れずにキャンプを楽しんでください。あまり堅苦しく考えなくても、他人を思いやる気持ちがあれば大丈夫です。
今までマナーを守れていなかった!と感じた人は、これを機に改善していきませんか?

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おおしまはな

おおしまはな

愛知県在住。家族4人でファミリーキャンプを楽しんでいます。
キャンプだけでなく、公園でのピクニックも好きです。
キャンプではできるだけ手を抜いて、のんびりと過ごしたいと思っています。

キャンプグッズは、直接手に取ってから選びたい派。
これからキャンプを楽しみたい!と思う人が参考になるような記事をお届けしてまいります。

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