ロゴス「neos PANELスクリーンドゥーブル XL」。初心者に優しい定番2ルームテント

公開日:2016 / 07 / 15
最終更新日:2020 / 03 / 30

今回は、ランタン編集部が朝霧ジャンボリーオートキャンプ場で使用した「neos PANELスクリーンドゥーブル XL」の詳細レポートをお伝えします。

使用するフレームはPANELシステムを含め8本のみ

収納時のサイズは幅63×奥行23×高さ54cm。大型ツールームテントとしては、かなりコンパクトに納められています。総重量も16.9kgで、車からの運び出す際など「重い」という感覚はありませんでした。

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四角いのバッグ型の収納袋が特徴のひとつ。ファスナーが大きく開口するので、テントを出し入れしやすいです。

目的地に到着後、さっそく設営開始。
まずは地面に広げたフライシートのスリーブ(通し穴)にメインフレーム4本を通して立ち上げます。
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その後、内側の天井部分、リッジフレーム前室の入口に当たるパネル部分にもフレームを通せば、外観はほぼ完成です。使用するフレームが8本ですが、手順はシンプル。初心者に優しい設計です。

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ちなみにインナーテントを取り付けていないこのままの状態でも、ワイドスクリーンとして使用することが可能です。

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「つりさげ式」インナーテントは、フックにかけるだけ

つづいてインナーテントの取り付けへ。

居住部分であるインナーテント自体にはポールは通さず、先に立てたフライシートの内側にあるフックに引っ掛けるだけでOK。あまりの手軽さに、設営していたメンバーから「え、これで終わり?」という声が上がったほど。それでもフライシートにしっかり固定されているので、安定感も問題ありません。
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「寝室+リビング」にセパレートされた快適空間!

内部はインナーテント、前室の二部屋にセパレートされています。居住部分に当たるインナーテントは幅270×奥行270×高さ170cm。大人5人で寝られるサイズです。リビングにあたる前室の天井の高さは2m以上。今回は、スタッフの仲井一家4名に泊まってもらいましたが、大人2人立ってもかなり余裕がありますね。

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インナーテントも「うちの家族4人だと、広すぎるくらい」と仲井は振り返ります。広々としたスペースで、親子水入らずの時間が過ごせたようです。

多彩な使い方が可能な「PANELシステム」

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「neos PANELスクリーンドゥーブル XL」の最大の特徴とされるのが、前室の出入口にあたる「PANELシステム」です。上下に開閉するこのPANELシステムを付属するキャノピーポールで支えれば、タープ代わりになります。これによって居住部分、リビング、軒先(タープ)という、3つの空間をつくることができます。

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さらに、このPANELシステムに装備しているジョイントを使用すれば、車体との連結も可能。雨降りには、車体を雨よけとして使う事もできそうですね。

心地よい風を呼びこむC型ドア

インナーテントの前後にある出入口には、かなり大きめな「C型ドア」が採用されています。
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大人2人が同時に出入りできる広さなので、フルオープンにすればかなりの開放感。さらにC型ドアは上下別々に巻き上げられる構造になっており、大型ベンチレーション(換気窓)としても機能します。

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フライシート、インナーテントそれぞれに装備されているベンチレーションと併用すれば、抜群の風通しを実感することができます。

雨で実感!PANELシステムの強さと快適さ

雨天時のキャンプの悩みで、「キャノピーに雨水がたまるのが嫌」を聞きます。PANELシステムは、雨水の重みで天井が下がってきたり、キャノピーポールが倒れたりする心配はありません。2本のフレームが交差するクロスパネルは、緩やかに湾曲したつくりになっています。そのため、降りしきる雨を溜めることなく、キャノピーの高さを常に維持。さらに耐水性は2000mmと、十分なスペック。水が染みこむことはありませんでした。

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また、素材に難燃性ポリエステルタフタが採用されているので、通常素材のテントと比較して燃えにくいという特徴も。テント脇での調理などは厳禁ですが、何かと火を使う機会が多いキャンプでも安心です。

番外編 これも優れもの!厚さ5cmの快適マット

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収納サイズは(約)直径22×長さ66cmの大きさになり、収納バッグも付いてます。角にあるバルブを開くと自動に空気が入り、約5cmの厚さを確保。
地面のデコボコが気になる方には、是非お勧めしたい快眠グッズです。
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この機能性で5万円台。POPなデザインもキラリと光る!

価格は5万9000円。大人5人が使用できる大型ツールームテントとしては、手頃な価格です。

「ツールームテントのエントリーモデル」というイメージでしたが、期待を大きく上回る、多機能で本格的なモデルという感想です。また、テント全体に小さくロゴスのロゴがプリントされているなど、細かな部分のデザイン性の高さもうれしいところ。機能、デザイン、価格から見て、コストパフォーマンスの高いモデルです。

詳細データ

総重量:(約)16.9kg
組立サイズ:(約)幅300×奥行520×高さ205cm
インナーサイズ:(約)幅270×奥行270×高さ170cm
収納サイズ:(約)幅63×奥行23×高さ54cm
素 材
[フレーム]グラスファイバー
[キャノピー]スチール
[フライシート]難燃性ポリエステルタフタ 耐水圧2000mm UV-CUT加工
[インナー]ポリエステルタフタ ブリーザブル撥水加工
[フロアシート]ポリエステルタフタ 耐水圧3000mm
[メッシュ]ポリエステル
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