
私は小学校低学年の娘を一人もつシングルマザーです。
シングルマザーになって一番初めに感じた不安は、“災害があった時に、一人でこの子を守らなければいけない”ということでした。
私が住んでいる地域は川に囲まれており、水害が多く、大雨が降るたびに避難警報が鳴り続けます。避難警報が鳴らないような時にも、家の前は浸水してしまうので眠れない夜を過ごしています。
一人で小さな子を抱え非難し、避難した先で生活をしていくということに対して、強い危機感を感じています。
もう一つが“他のお家の子のように遊びに連れて行ってあげられない”ということ。
大型連休になると皆お出かけして、夏休み明けには「どこどこに行ってきたー」「なになにしたんだー」等色々な思いで話があると思いますが、娘はきっと毎日学童に行って、私の連休に少し大型商業施設に行くぐらいでしょう。
もともと色んな場所に連れて行ってあげられたわけでは無かったけれど、パパも居ない、お休みなのに何もできないというのはあまりにも不憫で仕方がありません。「お金がなくても楽しめる趣味はないだろうか……」と真剣に悩みました。
お金がない私の解決策は車中泊キャンプ!
シングルマザーになり、今まで乗っていた愛車は元夫の物に。まず私たちには新しい車が必要でした。
「災害に強い車が欲しい!」と調べていると、今までアウトドアには縁遠かった私ですが何やら車中泊なるものがあるらしいということに気が付きました。
軽自動車で、車中泊ができて、路面が悪くても走りやすくて、燃費が良くて……と調べに調べて、選んだのは中古の「スズキ ハスラー」。
「新たな生活への初期投資だ!えいや!」と勇気を出して新しい車を購入しました。
財布の紐が緩んでいるうちに、窓を覆う目隠しとインフレーターマットを併せて購入。
シュラフは以前友人に誘われて1度だけ行ったキャンプの時に購入したものがあるので、それを使うことにしました。
ワクワクする娘と寝床作り
「寝っ転がるだけでいいから、早く寝てみたいな!ワクワク!」という娘にせかされて早速寝床を作ってみることに。
まずはお試しでインフレーターマットを敷いただけなのですが、この時点で感激。
普通に寝られる!少し狭いけれど、女子二人なら全く問題なし!しかも楽しい。
災害の為に準備したけれど、これは良い家族の趣味になるかもしれない!そう感じました。
そして、テーマパークや旅行にお金を使うことは難しいですが、災害時に役立つものを購入するのは私の不安を払拭する為にも有益です。
車のなかの居住性は?
寝る場所は確保できたとして、車の中は私たちでいっぱい。ハスラーの中に荷物を置く場所はありません。
移動先でただ寝るだけなら問題ありませんが、「車の中で食事を作ったり食べたりは難しい。」ということで、本格的に車中泊にチャレンジする際はギアを揃えることにし、今回は仮眠をとる程度にチャレンジしてみることにしました。
続きはこちら⇒【いよいよ初めての車中泊!よかったこと、悪かったこと】