大注目の焚き火ギア「ITADAKI」と鉄の職人集団「IRON CRAFT」(アイアンクラフト)とは? キャンプオンパレード水山裕文さんが語る!

公開日:2016 / 08 / 04
最終更新日:2020 / 03 / 26

ギアにこだわるキャンパーの間で今話題の「ITADAKI」をご存じでしょうか? 静岡県菊川市の「IRON CRAFT」(アイアンクラフト)がハンドメイドで生産する鉄製の多機能ギアです。メーカー直販ではネット販売のみですが、東京・浅草橋のキャンプオンパレードでは、お店でサンプルを見て触って体感できます。店主の水山裕文さんに、「ITADAKI」と「IRON CRAFT」の魅力を語っていただきました!

“これぞキャンプギア”焚き火が楽しくなる「ITADAKI」

こちらが「ITADAKI」のセットです。

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提供:IRON CRAFT

4本の脚と、それをつなぐ2本のバーからなる本体。ハシゴ状の天板×2とS字フック×4、ロストルとそれをぶら下げるチェーン×2、トライアングルフック×2がついています。

最大の用途は「焚き火」です。私も、キャンプ場でこんな風に使っています。

テントの入口の門番二人、Tilley X246B、1970年頃のヴィンテージランタン。 黒い帽子に赤い制服のイギリスの衛兵さん。40歳を越えたけど、灯りをともします。 元気いっぱいとか、ギラギラとかとは違う。落ち着いて静かに燃える。 内にある思いは強いまま。 余計なものはそぎおとし、スッと中心に伸びたヴァポライザーで。 焚き火はお馴染みITADAKIで。ピッタリの高さの陣幕と。陣幕に下がっている小さなランタンは、カンブリアンランタン。中で灯っているのは、ニッセンのストーブ。 カーミットチェアは、革に張り替えました。 Tilleyの各モデルは、順次、CAMP on PARADEに並びます。だって、私が好きだから。 @camponparade #キャンプ #camping #camp #camponparade #tilley #グランピング #glamping

pumiponnさん(@pumiponn)が投稿した写真 –

※水山さんインスタグラムより
キャンプオンパレードで組み上げた展示サンプルです。
rDSC09745焚き火台(別売り)を下に置いて薪を燃やし、その上にロストルをぶら下げて鍋やフライパン(別売り)を置きます。S字フックには、他の調理器具や火ばさみ、火かき棒など焚き火ツール(別売り)をかけられます。

とはいえ、ここまでは米国などではよく見かるファイヤーハンガーに、よく似ています。革新的なポイントが天面に幅を付けたこと。
rDSC0974910cm前後の幅があることにより、ここにモノを置くことができます。スキレットや鍋、ダッチオーブンだって乗せられます。
調理中に、火から外した鍋のちょっとした置き場になります。「ちょっと置ける」だけで、同じようなファイヤーハンガーと比べて、使い勝手がぐっと上がるのです。焚き火の真上に、スープの入った鍋を置いておけば、時間が経っても暖かいまま食べられます。

また、「ITADAKI」は重さが12kgあるので、風が吹いても、ダッチオーブンのような重いモノが乗っても、安定感があります。
焚き火や炭でつくる料理は、家ではできないアウトドアらしい楽しみのひとつ。「ITADAKI」はそんなシーンでこそ、すばらしい調理台になってくれます。「これぞキャンプギア」という逸品です。

職人魂と商人魂を兼ね備えたIRON CRAFT(アイアンクラフト)

「IRON CRAFT」は、その名の通り鉄製品の職人集団です。ハンドメイドで精度の高いプロダクトを提供してくれます。「ITADAKI」も、細部までしっかりとしたつくりですが、「IRON CRAFT」には、同時に「ユーザーの本当に役に立つ製品を」という「商人魂」のようなものも感じます。
職人には、自分が本当につくりたいものを突き詰める側面もありますが、「IRON CRAFT」は製品に改善の要望があれば、とても早くリアクションを取ってくれます。そういった意味では、ユーザーに喜ばれるもの、商品として売れるものをつくるマインドが、強いメーカーだと感じています。

こちらは、「ITADAKI」の姉妹品「IZANAMI」。こちらも鉄専門の「IRON CRAFT」ならでは、焚き火にかけて使えるアイテムです。キャンプオンパレードに展示しています。

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IRON CRAFT

問い合わせ:ironcraft.factory@gmail.com

URL:http://ironcraft.web.fc2.com/

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CAMP on PARADE オーナー 水山 裕文

浅草橋にあるキャンプ用品店 CAMP on PARADE(キャンプオンパレード)のショップオーナー。自ら海外へ足を運び、100年以上も前のランタンやストーブなどのヴィンテージギアを輸入しメンテナンスして販売したり、ガレージブランドや作家さんと共同で商品開発を行ったりしている。

キャンプを始めたのは2年前。仕方がないかあ、と行ったキャンプが楽しくて、気が付いたら趣味がこうじて、自分でお店を出すまでに。

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