【キャンプ場スタッフ1日体験】話題の高規格キャンプ場でキャンプ場の裏側と人気の秘密を探ってきました

公開日:2019 / 04 / 21
最終更新日:2020 / 03 / 25

青川峡キャンピングパークが多くの人から支持される理由がよくわかりましたよ田中さん!

もう思い残すことはない。帰る準備をしながら、二日間つきっきりで対応してくれた田中さん(左)、伊藤さん(中)とスタッフ体験を振り返ります。

――2日間ありがとうございました。今回、キャンプ場の仕事現場に密着させて頂きましたがスタッフひとりひとりが仕事の流れを理解して、指示を待つことなくフレキシブルに動けるのが本当にすごいなって思いました。仕事を覚えるための研修なんかも行われているんですか?

田中さん いや、特に研修みたいなものは設けていなくて、先輩スタッフが入社してきた新人に自ら仕事の中でやり方を見せているんです。親の背中を見て育つ、ってやつに似てますかね。それが16年間ずっと当たり前の形として受け継がれているんです。入社した時から当たり前にやっていることはそれ以上のパフォーマンスを発揮することはあっても、それ以下になることはないですから。

――なるほど。スタッフの皆さんにとってゴミひとつない状態のフィールドが普通で、見えないところまで清掃することが当たり前なんですね。それを実践して見せることで、後輩も用意されたマニュアルを見てうわべだけで理解するのではなく、自ら考えて行動するようになるからこそあんなにスムーズに動けるのか!

田中さん そうかもしれませんね。先輩スタッフも後輩に教えながら見せることで自分の仕事の振り返りができるじゃないですか。そうやって常にお客様のことを第一に考えて新しい気づきを加えながら仕事のイロハをアップデートしていますね。青川峡は、周辺のキャンプ施設に比べるとちょっと価格も高めに設定されていますから、スタッフも自然とそれを意識してクオリティの高い仕事を心掛けているように感じます。

――社員やパート、アルバイト関係なくみんながそういう意識でやっているのがすごい。どんな秘訣があるのかわかりませんが、ここのスタッフは皆さん仲も良いですよね。仕事仲間というよりは、家族に近い感じがしましたね。見返りを求めていないというか。

伊藤さん 青川峡のスタッフは年齢も性別もバラバラなので、それこそ田川さんがおっしゃったようにチームでなく家族に近いんです。チームは他人の集まりだからどうしてもギブ&テイクを求めてしまいますが家族にはギブ&テイクって求めないですよね?だから純粋に人のことを想って仕事を教えるというベースができあがっているんだと思います。

――スタッフ同士の仲の良さが、施設全体にも良い空気感を醸し出しているんでしょうね。充実した設備も、何もせずにただ快適なわけではなく、それを保つために日夜頑張っているスタッフがたくさんいるんだということを改めて知りました。これからはスタッフの皆さんにも感謝しながらキャンプを楽しもうと思います。2日間本当にありがとうございました。また遊びにきますね。

田中さん また遊びに来てくださいねー

青川峡キャンピングパーク利用者の声

スタッフ体験中に訪れていたキャンパーに、青川峡キャンピングパークの感想を聞いてみました!

キャンパーレポート【その1】


三重県鈴鹿市から訪れていた坂口さんファミリー。

年間で5~6回程キャンプを楽しんでいるそうで、そのほとんどが青川峡キャンピングパークを利用。

どうして、毎回ここを選んで来てくださっているのか。その理由を尋ねると、こんな答えが返ってきました。

「キャンプサイトの区画の取り方が広いことが魅力的です。ゆったりできるのが良い。子どももいるので設備が充実している高規格キャンプ場は大変助かります。設備は清潔で清掃も行き届いている感じがして、利用していて気持ちが良い。スタッフの方々も気さくで親しみやすいですし、とても満足しています。」

そのように感じてくれているんですね!実際に清掃やゴミ拾いに携わったからこそ、それを感じてリピートしてくれているのは大変うれしく思います。

お客様レポート【その2】


昨年BESSのログ小屋IMAGOを使ってリニューアルしたことでも話題を呼んでいるキャビングサイトの利用者さん。


名古屋市からお越しの西村さんファミリー。
青川峡キャンピングパークの利用は今回が初めてという西村さん。話題のキャンプ場ということで以前から気になっていたんだとか。

「普段はテントサイトを利用するんですが、今回はテントサイトの予約が取れなかったので仕方なくキャビングサイトを利用したんです。」と、すこし残念そうな旦那さん。ちょっと申し訳ない気持ちで話を聞いていると、横から奥さんがひと言。

「私としてはテントって夜寒いし、地面も硬くてちょっと痛いし、寝るときにストレスを感じることも多かったんですよ。でもこのキャビンはベッドもあるし、暖かいし、快適。建物がカラフルでかわいいから子どもたちも興奮していましたよ。広いウッドデッキや備え付けの炊事場も女性の目線からすると、うれしい設備です。」

なるほど。女性や子どもからすると便利で快適だから気軽にアウトドアを楽しむには最適なのかもしれませんね!

キャンプ場スタッフ体験を終えて

今回の体験で感じたことは、スタッフの「力」。
それぞれが意識を高く持ち、人任せにしない仕事をしている姿がキャンパーと被った。

キャンプに決まった手順は存在しない。それぞれが工夫したり共有したりして、自分のキャンプをよりよくするために日々研究している。それはキャンプが好きで、キャンプを楽しみたいと思っているから。その楽しみは、キャンプ好きの同志と繋がり広がっていく。誰に教えられるわけでもなく。

青川峡キャンピングパークのスタッフも、キャンパーと同じではないかとふと思う。青川峡キャンピングパークという場所が楽しくて好き。だから、ここを良くするためなら見返りなど求めない。良くするためなら、自ら工夫しそれを共有し継承していく。同じ方向を向いた同志の集まりでキャンパーなのだと。

施設がフォーカスされがちな高規格キャンプ場だが、そこで働く「人」にこそ、高規格の秘密があると思いました。

text:baba/tagawa
photo:baba

青川峡キャンピングパークのイベント予定

『ソロキャンジャンボリー Vol.2』開催決定!!

【西日本】
青川峡キャンピングパーク
2019年6月12(水)、13(木)日

【東日本】
有野実苑オートキャンプ場
2019年6月24(月)、25(火)日

昨年10月に開催された『ソロキャンジャンボリー Vol.1』は、初の開催、しかもド平日にも関わらず全国から約100名のソロキャンパーが参加して大成功!開催直後から次回開催を求める声が大きかったイベント。それがなんと、2019年は東西、2つのキャンプ場にて開催することが決定しました!

オフィシャルHPがオープンし、予約開始日、予約方法、ゲスト情報などの詳細は随時アップされています。

ソロキャンジャンボリーオフィシャルサイトはこちら

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田川 浩徳

LANTERN編集長。
日常がキャンプのような山と川に囲まれた自然環境で生まれ育ったので都会と人混みが苦手。キャンプの楽しさを伝えるべく日々奔走中。
コールマンジャパンメンテナンスライセンス取得。

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