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【後編】テンカラアドベンチャー 秘境・上野村でモンスター魚“ハコスチ”をハント!

2018 / 12 / 04

いよいよ釣り開始!モンスター級のハコスチをGETなるか?

前編はこちら
【前編】テンカラアドベンチャー 秘境・上野村でモンスター魚“ハコスチ”をハント!

いざ勝負!魚影は……?


河原を歩いてポイントを決めたら、まずテンカラで全力を尽くさねばならないのが気配を消すこと。潜入ゲームのアレです、メタルギアソリッドさながらのスニーキングミッション開始。

とはいえどう動いても魚は感知しているもの、なるべく警戒心を高めないようにひっそりと、魚がいるであろう背後から川へ接近します。すると……いましたウヨウヨと。狙っていた渕の魚影は濃く、多数のハコスチたちがフィードしています。

ハコスチはシビア。ヤマメのような魅力あり


ハコスチがまず注目されるポイントはその強さと大きさですが、実際に対峙してみると非常に注意深く素早い魚であることに気づかされます。基本的にリールを使わないテンカラは魚との距離が近い釣り。必然的に魚の生態を感じやすいという点も楽しみの一つです。

例えば、渓流魚の代表格であるヤマメとイワナはまるでキャラが違います。イワナは例えるなら「人懐っこいバカ犬」、ヤマメは「警戒心MAXの俊敏な猫」それほどに違う行動様式。これは個体差ではなく魚体差で、そのせいかイワナの腹を捌けば、まあ悪食でいろんなものが出るわ出るわ、反射喰いした食べられない物なんかも登場します。

ブラックバスのノリに近く、口を捕食以外に手のようにも使うあの感じ。「骨酒はイワナ」といわれるゆえんも、悪食からくる野趣溢れる味わい深さと言われたりします。

このフィールドは魚が豊富です。放流量が多く、しかも営業期間中でも週一で場を休ませる日を設けるなど、素晴らしい運営がなされているため魚の状態も良好。それでも漁協の方に「本当に魚入ってる?」と聞いてくる方もいるそうで、要するにハコスチはそれなりにシビアです。でもその塩梅が釣り人を魅了する良いゲームバランスになっています。

ファーストハコスチをゲット!


「この筋!」という流れに毛ばりを乗せて、ハコスチの横を流しても完全にスルー。ならばと見切られないほど短いスパンで周囲に毛ばりを落としては引き上げ、落としては引き上げを繰り返していくと……少しづつハコスチさんが落ち着かない様子になってきました。

方針は決まり。ジラシが効果あり。ならばこう、これでどう?と試していくと……開始から30分ほどでヒット!

しかしバラし。今回はターゲットに合わせて通常のテンカラとしては異例に大きく太いフックを使っています。しかも自作ロッドはキャスティング重視にふっていてかなり柔らかい仕様。この条件で分厚いハコスチの口を貫ききれなかったということが予想できます。それに加え自作ロッドのガイド部分が不調で糸を引いて合わせが打てないため、合わせがより弱かったようです。

もろもろを意識して、次のバイトでは強烈なアワセを入れたところ、無事ファーストハコスチをゲットできました。

タナがポイント


先生も僕も二尾目を追加してゲット、少し余裕が出ていろいろなパターンを試していきます。先生はずっとテンカラ毛ばり一筋。そして思いのほかサイズの大きな毛ばりに反応がよくなかったので、僕も毛ばりサイズを落としていきました。

スレているからか小さいシルエットの餌を見ているからか、今回は小ぶりがお好みのご様子。さらに影響があったのが水深。比較的浅いエリアが多いフィールドですが、ハコスチは毛ばりを沈めると反応が良くなりました。そこでガン玉オモリを毛ばりの前にうってさらに沈めると同じ毛ばりで一撃でヒット、すぐに次のハコスチがきました。

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アウトドアライター&クリエイター夏野 栄

山岳部出身のアウトドアライター。数多くの紙面やWEBなどの媒体で活躍。湘南の牛舎ガレージのアートディレクション廉プロデュース担当も務める。自転車ビルダーでもある。

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