新しいキャンプの教科書:第9回「テントサイトを無駄なく作る6つのコツ」

公開日:2017 / 08 / 14
最終更新日:2020 / 03 / 30

キャンプ場に到着し、さぁ!テントサイトをつくろう!という場合、やみくもに道具を置くだけでは、作業の邪魔になったり、配置のしなおしになったりすることがあります。そこで無駄なく効率的に作業を行うための手順をご紹介します!

①整地する

テントサイトには石や枝などが落ちています。まずは余計なものを排除しておきましょう。特にテントを張る場所では入念に。ちょっとした石でも寝心地は悪くなります。
▶子どもにとっては設営も遊び
簡単な荷物運びや、水くみ、薪拾いなど、サイトの設営は、子どもたちにも手伝ってもいましょう。

②タープとテントを張る

まずはタープを張ります。タープは実際の幕体の大きさ以上にロープとペグが外側に張り出すことになります。自分のタープのスペース感をつかんでおきましょう。次にテントです!
▶テントは移動が可能
自立式テントはペグで固定する前なら移動が可能です。最適な場所を見つけてから完成させましょう。

③テント内に入れる道具を持ち込む

シュラフやマット、着替えなどテント内で使用する道具を運び込んでおきましょう。ダウン素材のシュラフは圧縮袋から出しておくと、羽毛が広がり自然に膨らみます。自動膨張するインフレータブルマットがある場合も同じく広げておきましょう。

④リビングスペースをつくる

タープ下にテーブルやチェアを置き、くつろぐ空間をつくりましょう。これでリビングを中心としたサイトの基本配置が完了。テントやキッチンなどにアクセスしやすいか、動線を確認してみましょう。動線上にロープなどがある場合は、足をひっかけて転ばないように目印をつけるなどしておくと安全です。

⑤キッチンと焚火スペースを展開

風向きを確認し、タープの風下側にキッチンを展開。同じく焚火台を配置します。キッチンに立ったとき、焚火台が視界に入るような場所に置くことで、焚火や炭火で料理をする際に、吹きこぼれなどを確認しやすい環境ができます。

⑥暗くなってから使う物を明るいうちに準備

ヘッドライトやランタンは明るいうちに使用テストをしておきましょう。故障していたりマントルが破けているなど、暗くなってから気づいていては手遅れになってしまうことも。燃料や電池残量のチェックも抜かりなく。

まとめ

テントサイトづくりは、キャンプの始めの作業です。段取り良くスムーズに設営ができると、時間と気持ちに余裕ができ、アウトドアライフをより快適に楽しむことができます。キャンプ場の立地や土壌の条件よっては、イメージ通りに行かない場合もあるため、キャンプ場への事前確認や、当日の天気を調べておくなど、最適な準備を心がけましょう!

おすすめ記事

新しいキャンプの教科書【池田書店】

アウトドアの基礎知識と、自然の中で快適に過ごすアイディア

・日常から解放されるためのキャンプのススメ。
・基本知識を丁寧に解説! 初心者向けのキャンプ入門にぴったり!
・テントやランタンなどの道具を使いこなすノウハウから、キャンプを盛り上げるたき火や料理のテクニックまで。アウトドア好きの遊び心をくすぐる情報が満載。
・キャンプの知識を災害時や困ったときに応用するアイディアも提案。(火を起こして暖を取る、お米を炊く、テントを張り寒さをしのぐなど、アウトドアでは当たり前の事が被災時に多いに役立ちます。)
・失敗しない米の炊き方、自然の中で遊ぶ方法、豪快な料理!お父さんが家族にいいところを見せられるノウハウが満載!!

■監修者:STEP CAMP
■発行者:池田 豊
■発行所:株式会社 池田書店
■定価:1,296円(税込)
■判型:A5横
■ページ数:144
Amazonで確認する

【連載企画】新しいキャンプの教科書