【アウトドアメーカーを支える人 vol.1】コールマン ジャパン PRマネージャー 石垣裕也

公開日:2016 / 07 / 04
最終更新日:2020 / 03 / 30

コールマン ジャパン PRマネージャー 石垣裕也
1984年生まれ 宮城県仙台市出身

誰もが知っているアウトドアメーカーのコールマン。
大きなアウトドアブランドを支える人はどんな「人」なのか?
キャンプとの関わりやコールマンへの想い、これからのコールマンについて語っていただきました。

アウトドアが身近にあった幼少期

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杜の都「仙台」に生まれ育ち、山・川・海などの自然が身近な環境であったと同時に、父方・母方の祖父・叔父など両家共に海川での釣り、カヌー、キャンプ、また雪山でのスキーなど、アウトドア派の父親並びに祖父・親戚の影響が大きく、自然に触れ合うことのできる遊びに連れて行ってもらっていたことで私も自然遊びが好きになりました。

そんな環境で過ごした幼少期もあって、小中高では友達と一緒に遊ぶその多くが、自転車で川・湖・海に行っての遊び。釣りをしたり、潜ったり、サーフィンにのめり込んでいました。
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本当の意味でのキャンプとの出会い

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大人になってキャンプの楽しさを改めて体感。今の仕事をするキッカケとなったのは、米国ワシントン州の大学生時代に仲間と過ごした「オリンピック国立公園」での2泊3日のキャンプでした。
人の手が入っていない広大な国有林に包まれた大自然、面積は奈良県とほぼ同面積というスケールの大きさ。

湖畔近くの森の中で、友達3人とテントを張り、焚き、自炊をして過ごした3日間。本当に感動するほど楽しかったことを今でも鮮明に覚えています。鹿などの野生動物との距離も近く、自然と一体になった不思議な感覚でした。

幼少期の思い出と運命的な出会い

大学卒業後は帰国し都内で就職。アウトドアの仕事という知識も選択肢も頭には全くなく、1社目はコールマンではありませんでした。当時は業種・職種も異なり、都内とあって自然と触れ合う機会も大分少なくなりました。それでもやはりアウトドアが好きで定期的に川や海、山などに出かけて遊んでいました。

恐らくコールマンとの出会いは私が幼少期、父や叔父などと一緒にキャンプやカヌーをした際にテントやランタンなどその他沢山のコールマン製品に触れた時です。子どもだったこともあり、アウトドア道具自体には全く興味が無かったのでコールマンブランドの存在に気付いたのは私が社会人になったあとでした。

そんな時、ふと2008年春に仙台の実家に帰った先、祖父の家に置いてあったRAM-Xというカナディアンカヌー、ガソリンランタンなどがコールマン製であることに気付き、そこで初めてアウトドアの仕事=コールマンというアウトドアブランドの仕事に興味を持つようになりました。
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そこからは早かったですね。2008年の冬にコールマンの門を叩いて、2016年で8年になります。

現在のお仕事

入った当初から今でも変わらず、マーケティング本部という部署にいます。
店頭販促物(POP)の制作、キャンペーンの企画、展示会の開催などのプロモーションという業務に携わったのち、今はコミュニケーションを専門とするPR・広報の業務を担当しています。

具体的には、報道関係者などからの取材対応・TV番組(バラエティ)やその他雑誌など、キャンプやアウトドア企画の撮影に立ち会い監修を行うなど、あらゆるメディアや人を介してコールマンというブランド及び、製品やサービスを消費者に伝えるお仕事をしています。

時には、自社メディアとして動画コンテンツなどを制作するクリエイティブ関連。また音楽フェスや、キャンプイベントなどに協賛。イベントを主催するなど、メディアからエンドユーザーまで、幅広いコミュニケーションに携わります。
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キャンプのここが好き

テント泊のキャンプ自体も、毎年15~20回ほど行っており、キャンプ場で過ごす日数は年間で大体40日から60日くらいですね。
キャンプそのもの全てが好きですが、特にその中でも好きなのが
雨の日にテントの中で寝ること。雨音に包まれる心地よさは、テント泊ならではの楽しみの1つです。
そしてキャンプメシ(料理)と焚火がキャンプで好きなことですね。
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子どもは少し大人になり、大人は少し子どもにかえる

PRの仕事の中で私が特に力を入れてコミュニケーションしたいと思っている部分は、親子キャンプなど自然に触れ合いながらあらゆる体験・経験をすることで養われる「子どもの成長」についてです。

ogimama尾木ママが語る、家族キャンプの“すごい力”
出典:コールマン

時には自然体験と脳の働きなどを専門としている脳科学の教授、幼少期の体験を推奨する国立青少年教育機構と連携したり、また教育評論家の尾木直樹教授と共に、キャンプなどでの「子どもの成長体験」「親子コミュニケーションの活性化」など、家族キャンプで得られる効能を、研究データと共に数値化し、教育関連メディアへセミナーを行ったりもします。

ご自身がキャンプやアウトドアにあまり関心が無くても、お子さんを持つようになると「自然体験って、何かしら子どもの成長に良い影響がありそう。」自然とそんな想いを持ってくれる、ママ・パパ達が多いのも嬉しいですよね。そしてまさにキャンプは子どもたちにとって学びの宝庫!
創造力や観察力、主体性や道徳心など、キャンプでの様々な体験・経験が子どもたちとって大切な“生きる力”になると確信しています。

また、実は我々おとなが子どもたちから学んだり、気づきをもらうことが多いのもキャンプの素晴らしいところですね。
そこにある何気ないものひとつで、次から次へと遊びを創ってしまうクリエイティビティとか、大人顔負けの観察力、小さな出来事に夢中になれるエネルギーとか。子どもたちってとにかく凄い。
そんな子どもたちに触発されてか、また自然がそうさせているのか、恐らく両者だとは思いますが、キャンプでは私たち大人も気付けば子どもたちの様にはしゃいでいたり。僕もそのうちの一人です笑

また、家の中での“育児・しつけ”とは別の環境で子どもと向き合い対話する事の大切さをキャンプで気付く事ができた。と、ひとまわり親としての成長を実感するのパパの声も多くあります。
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楽しさの中に、子どもたちの成長と親としての成長、そして家族愛の深まりがギュッと詰まっているキャンプという“あそび”。そんな家族キャンプの楽しさと魅力を、一人でも多くの人に知ってもらい、経験してもらいたい。そんな想いでコールマンでの広報活動を積極的に行っています。

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コールマン ジャパン PRマネージャー 石垣 裕也

幼少期から、父や祖父とキャンプ、釣り、スキー、カヌーなど自然と触れ合ってきた根っからのアウトドア人間。アメリカ留学の時、大自然の中でキャンプを経験し感動するほど楽しかったこと、祖父の家に置いてあったコールマンのカナディアンカヌーとガソリンランタンを手にしたことがきっかけで、コールマンの門を叩く。現在は、マーケティング本部でTV・ラジオ・雑誌の取材などマスコミ関係のPR、広報業務を担当。

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